「ラムザイヤー教授を攻撃する勢力には、韓国系基金から支援を受けている研究機関が多い」

産経新聞が(ラムザイヤー教授の件を最初に報道したのが産経新聞でした)、韓国の魔女狩りを批判する記事を載せました。さっそく韓国側は『妄言履歴』という妙な言葉を使ってその記事を紹介しています。元ソースは言うまでもなく産経新聞ですが、本エントリーはソウル新聞の記事からの訳になります。以下、部分引用してみます。

 

<<日本の代表的な右翼言論産経新聞が日本軍慰安婦被害者を「自発的売春婦」としたマークラムザイヤー ハーバード大学ロースクール教授を擁護し、韓国に対する非難の水位を高めている。産経はソウル特派員経験者のコラムなどを通じ、「韓国が反日種族主義を米国に輸出している」、「韓国で魔女狩りが行われている」などの主張を展開した。

30年以上ソウル特派員を務めた黒田勝弘 産経新聞ソウル駐在客員論説委員は20日、「反日種族主義、ついにアメリカに輸出」というタイトルのコラムで、「慰安婦問題と関連し、韓国社会と異なる見解の論文を学術誌に寄稿したハーバード大教授を、韓国社会が糾弾している」とし「歴史に関連し、日本非難は何でも許可され、逆に日本を非難する歴史観に異論を提起する学問と言論の自由も民主主義も無視される韓国社会の反日種族主義が。ついにアメリカにまで輸出された」と主張した。

 

彼はハーバード大学韓国人留学生とニューヨークなど各地の韓国人団体、学者などがラムザイヤー教授を批判することに対して強く問題を提起した。黒田は「韓国反日団体の論文撤回要求にハーバード大総長は『社会に不快感を与える場合にも、大学内学問の自由は保障されなければならない』と見事に答えたが、韓国では、ほとんどの似たような場合ににおいて、教授大学から追放されるか、裁判を受ける」と非難した。彼は「ハーバード大学が屈せずに持ちこたえてくれないと、反日種族主義は、世界に蔓延するだろう」と主張した・・

 

・・21日の朝刊紙面にも、ソウル特派員出身の久保田るり子編集委員が自分の「朝鮮半島ウォッチ」という固定コーナーを通じて「慰安婦=性奴隷を否定するアメリカ教授に対する魔女狩り」(インターネット掲載は13日)というタイトルの文を載せた。久保田るり子は「韓国世論が慰安婦は性奴隷であったことを否定したラムザイヤー教授の学術論文を一斉に攻撃している」とし「ハーバード大の韓国人留学生団体が糾弾声明を発表したことをはじめ、市民団体が論文撤回運動を開始しており、韓国メディアはラムザイヤー教授の人柄を貶める攻撃にまで出た」と主張した。「韓国の若い歌手がSNSでラムザイヤー教授を罵倒するなど、異常な雰囲気が現れている」とも述べた。

久保田はラムザイヤー教授を批判する国内外の市民団体や学者などを評価下げし、歴史歪曲に助力した。久保田はハーバード大学の学内新聞「ハーバードクリムゾン」が「実証的、歴史的、道徳的に欠陥がある論文」、「重大な論理エラーがある」など左派学者たちのコメントを掲載し、ツイッターなどでは、シカゴ、テキサス州のなど各地の性犯罪学者がラムザイヤー教授への攻撃を開始したと紹介した後、ラムザイヤー教授を批判する主体をひとくくりにして貶めた。

 

久保田は「ラムザイヤー教授の論文を攻撃する勢力の中には、慰安婦を一方的な被害者で把握している過激なフェミニストや人種差別論の専門家、または韓国系基金などから経済的支援を受ける研究機関が多い」というジェイソン・モーガン麗澤大教授の言葉を紹介した。モルガン教授は「慰安婦は韓国の売春舗主が雇用した女性」、「日本は慰安婦問題について絶えず謝罪した」などの妄言履歴のあるアメリカ人である。

また、韓国を世界に宣伝する市民団体バンク(VANK)を「反日団体」と呼び、「バンクの運営には、韓国政府の予算が入る」とし「バンクは反日的行動が特に目立ち、歴史問題で日本を傷つける工作を展開している」と攻撃した・・>>

 

確か、ジェイソン・モーガン氏は、麗澤大学の准教授の方です。日本でも著書がいろいろ出ていて、日韓というよりは、日米関連の歴史観の衝突についてのものでした。

妄言履歴ですか。それなら韓国全体の反日履歴のほうが遥かに多いのでは(笑)。慰安婦がどうとかはともかく、日本の他のマスコミも『このような形で論文を潰そうとしてはいけない』という趣旨の報道をもう少し増やしてほしいところですが・・一つ前のエントリーでも少し書きましたが、いくらなんでも静かすぎます。

 

 

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