韓国の副教授2人、米外交誌に「韓国で慰安婦に異論を提起すると、当局に起訴される」

韓国のJoseph Yi(イ・ジョセフ)とJoe Phillips(ジョー・フィリプス)という2人の副教授が、外交専門誌「THE DIPLOMAT」に「韓国で慰安婦強制連行説に異論を提起すると、当局に起訴される」という内容を寄稿しました。ソースページはここです

<<韓国を拠点とする学者である私たちは、ハーバード大学のマーク・ラムザイヤー教授の最近の論文、植民地時代、日本軍が朝鮮女性を無理やり性的に働かせたという見解に反する内容の「太平洋戦争における性契約」(『国際 法と経済 レビュー』発行)を、非難しないよう、議論を呼びかけたいと思います。日本との個人的なつながりでラムザイヤーの学問的誠実さを攻撃することは非生産的であり、ゼノフォビアのように聞こえます。彼に謝罪を要求することは、啓蒙主義以来 科学を進歩させてきた審議プロセスを、弱体化させることになります。彼の論文が韓国の見方から外れているという告発は、敵を反韓国または親日協力者として分類する、同質性や被害者中心性という「韓国人」としての見方を前提としているものです。

 

韓国では、「慰安婦」に関する研究と討論を制限することが、活発な公開討論を重視すべきであろう社会と政治に、集団思考を助長しました。「慰安婦」の誘拐物語に公然と異議を唱える少数の学者は、活動家たちから嫌がらせを受け、大学によって調査され、政府によって起訴されることが多すぎます。

2013年の本で、世宗大学の朴裕河教授は慰安婦体験の多様性を報告し、いくつかの証言の信憑性に異議を唱えました。ソウルの民事裁判所は、学術的な議論を引き起こすのではなく、朴氏の本を部分的に検閲し、元慰安婦の名誉を毀損したとして彼女に9000万ウォン(74,000ドル)の罰金を科しました。検察官はまた、彼女のに3年の懲役刑を求めています。 2017年4月26日、スンチョン大学校の教授が、講義中に、一部の韓国人は「おそらく」慰安婦になることを志願したと話しました。大学は彼の雇用を終了し、裁判所は彼に懲役6か月の刑を言い渡しました。

批判的言説の抑圧は、学生を含む韓国人が、支配的な物語に挑戦する議論やデータの認識に欠いていることを意味します。

 

活動家グループは、彼らの物語に適合しない情報を選択的に省略し、適合している情報だけを宣伝します。韓国で最初に公に出た「慰安婦」である金学順(キム・ハクスン)は、日本軍性奴隷問題評議会の創設共同代表であるユン・チョンオクに最初の証言をしました。キムは、彼女の養父が彼女と別の女の子を中国に連れて行き、そこで地元の慰安所のマネージャーとして働いていたと述べたが、韓国議会での1993年の証言では、彼女は養父の役割を省略しました。

李容洙(イ・ヨンス)は、1992年の最初の証言で、16歳のときに大邱の自宅から逃げ出し、台湾の個人経営の慰安所にたどり着いたと述べています。李は2007年、この問題の主導的発言者となった後、深夜に日本兵に強制的に自宅から引きずり出され、母親に電話をかけられないように口を塞がれたと、公に証言しました(証言内容はC. Sarah Sohの 2008年『The Comfort Women: Sexual Violence and Postcolonial Memory in Korea and Japan』より)。

 

多くの慰安婦と故人の親戚が日本からの補償を受け入れる意欲があったことは、あまり知られていません・・

・・(※アジア女性基金や慰安婦合意で多くの慰安婦が日本から補償金を受け取り、日本側も公式に謝罪の意を示したという話のあとに)しかし、活動家たちは、補償を受け入れた人々を公に恥ずかしいとし、政府は生存者に支払いを拒否するよう財政的に圧力をかけました。 2004年、33人の元「慰安婦」のグループが、この補償を受けた女性を「屈辱的で恥ずかしい」と韓国評議会で批判しました。

 

 

おそらく、最も困惑するのは、日本の植民地化の前後でも韓国が他国への性的労働を支援してきたことについて、学生たちがほぼ、または全然、認識できていないことです。高麗(西暦918年から1392年)と朝鮮(西暦1392年から1910年)の時代、韓国は何万人もの「貢女(コンニョ)」を中国に送りました。 1945年以来、1970年代、推定25万から50万人の「慰安婦」が、韓国政府による励ましと監督の下で、アメリカ兵に奉仕してきました。最近は、軍人にサービスを提供することが多かった(この話と直接関係があるのかは分かりませんが、私が大学生だった頃にも、兵役中の兵士が休暇で家に帰ってきたときには、友人たちがお金を集めて、彼を売春宿に送ってやることが結構ありました。最高のプレゼントだ、とか。休暇中の兵士は暴力問題などを起こすわけにもいかないし、『初めて』の人も多いので、当時の売春業所でも喜ばれるお客様だったと聞いています)韓国の性労働者たちは、公的または政府の共感はほとんど受けられなくなり、移民労働者の場合、国外追放されます。彼らはOECD諸国の中で最も懲罰的なセックスワーク法に苦しんでおり、ほとんどは地下にもぐるしかありません。なぜなら、社会を支配する主流としての物語は、少数の不道徳な女性だけが自発的に性労働に従事しているということになっているからです・・

・・(※韓国の反共がそうであったように、反日ももっと開かれた対話でなんとか収まる可能性があり、それが望ましいという話のあとに)・・私たちの目的は、ラムザイヤー教授の記事を支持することではありません。論文を非難し撤回を要求し、感情的に満足のいく謝罪を求めるのではなく、彼の論文をもっと広く、検証し、必要に応じて異議を唱える実証的研究と分析を求めるべきであると、そう呼びかけたいだけです>>

 

「内容に同意するかどうかではなく、どういうやり方で対応するのかの問題だ」と、「(韓国の性労働者たちが)支配勢力の描いた『きれいな韓国』のために苦しめられている」という部分にすごく同意できました。いや、しかし、ついに貢女(kongnyo)という言葉まで出てきました。今回のラムザイヤー教授の論文の意義は、その内容ではなく、このような流れそのものかもしれません。いままで完全に隠れていた『異論』と『韓国側の対応のあやしさ』が、このような形で少しずつ広がるようになった、議論の流れのことです。だからこそ、当事者(?)である韓国で議論が完全に拒否されていること、そして、日本でこの件が完全にスルーされていることが、異常に見えます。

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