韓国にも「毎日新聞」という新聞があります。マイナーではありますが、1946年に創刊した新聞で、韓国の新聞としては老舗とも言えます。その毎日新聞が、『ラムザイヤー教授を袋叩きにしても意味がない。韓国側もまた論文を通じて反論する責任がある』という社説を載せました。
ですが、本当に悲しくなるぐらい、反応がありません。以下、毎日新聞の記事『慰安婦関連米学者、袋叩きではなく論文で対応しよう』から部分引用してみます。
<<・・日本軍慰安婦問題は、悲しく悔しいことだ。被害当事者だけでなく、私たち民族においては集団トラウマと言っても過言ではない。従って、慰安婦問題であれば、「日本の女性拉致と強制性奴隷」以外の主張や研究結果を受け入れるのは難しい。しかし、私たちの認識と違うからって「何も話すな」と大声を出したり、「妄言だ」と決めつけてしまうことは、適切とはいえないし、時には危険ですらある。学者の研究論文にちゃんと対応せず、袋叩きにするだけでは、私たちが『何も言えない人』のようではないか。
日本軍慰安婦問題と関連し、韓日両国の国民の認識と両国政府の立場は相反する。一つの歴史的な出来事にここまで乖離が大きいのは、それだけ十分な研究がなされていないからでもある。ラムザイヤー教授が研究を通じて「自己主張」を広げただけに、韓国学界も具体的な研究を通じて事実を明らかにする責任がある。
「妄言を吐くな」「真の謝罪をしろ」と言う100回のデモよりも、一件の研究論文が、より大きな破壊力を持つこともある。例えば、ラムザイヤー教授の論文用語「自発的売春」から「自発的」という用語の東洋と西洋の違い、時代的圧力の性格などを別に研究するなら、それだけでも大きな意味を持つことだってあるのだ。
「デモ」で、誰かはお金を稼ぐかもしれないし、誰かは国会議員になれるかもしれない。しかし、デモで歴史の失った欠片を埋め合わせることなど出来ないのだ。猛虎出林(強くて堂々とした姿)を期待したい>>
「妄言を吐くな」「真の謝罪をしろ」を無しにすると、本ブログのネタになれそうなニュースが半分以下になってしまいそうではありますが・・しかし、韓国側の新聞の社説にしては本当に異例だな、と思いました。題は『毎日(韓国1946~)、異常事態』にしましょう。いや、それだと毎日が異常事態ということになるのか・・別にそれでも間違ってはいないけど・・
で、この記事ですが、ラムザイヤー教授関連の記事は、普通、そこそこな数のコメントが付いたり、最上位にはこないものの(ブームがちょっと冷めたようでう)そこそこランキングにも乗ったりしますが、この記事はパーフェクトにアウトオブ眼中でした。ネイバーの場合、コメントは3つ付いているだけで、『日帝はーヒトラーのようなー民族絶滅をー』なものばかり。アルファベット1つを連打して作ったIDの人が、1人で3回連投したものでした。
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