EBS(日本の『NHK E』のような放送局)のグローバルリポート「なんでカナダは日本を美化して教えているのか」

日本でいうとNHK E(教育放送)のような放送局、韓国のEBS。放送番組ではありませんが、EBSのサイトにある「グローバルリポート」に、いかにも韓国的な日本関連記事が載ったので、紹介します。記者(カナダ駐在の元教師)は、カナダの8学年(Grade8で、多分13歳)の社会教科書で日本の歴史や文化を教えているけど、それが羨ましかったようです。日本が資金力を動員した結果だ、と主張しています。以下、EBSニュース・グローバルリポートです。

 

<<3.1節が過ぎ、終わっていない親日清算と、まだ謝罪を拒否している日本の行動に重い心を隠すことができない。さらに、日本は莫大な金融的支援をもとに、素早く、世界のあちこちに自国の影響力を広げている。その一つ、カナダの社会(Social Studies)教科書の内容が挙げられる。 8年生の社会科教科書を見てみると、大きく3つのユニットに分かれている。

最初のユニットは、「ヨーロッパのルネサンス」をテーマにした西欧文明の変化と発展についての内容だ。黒死病(※ペスト)以来、ヨーロッパを導いた巨大な流れを、貿易、経済、芸術、人本主義、発明品などに投影して説明する。二つ目のユニットでは、「対立の世界観」の題で、「スペインとアステカ」という小見出しで出来ている。社会構造、教育、市民権のためのアステカの価値観と、スペインの支配力についての紹介である。

 

 

三つ目のユニットのタイトルが「日本」であり、サブタイトルは「孤立から適応へ(From Isolation to Adaptation)」である。日本をテーマにした内容は、なんと115ページに渡って5つの章で詳細に編集されている。日本の伝統服飾と地理的な位置だけでなく、日本の信念と価値観の形成について説明する。江戸(Edo)幕府時代、西洋のへ鎖国政策と日本のアイデンティティーを守ろうとする努力、それ以降、西洋文化との接触によって発生した変化と発展で、新たな文化を咲かせたというのが大きな流れだ。

つまり、SHOGUNの指揮下で抑圧された江戸時代の開花後の明治時代を対照的に説明し、現在の日本になるまでの姿を見せる。最後の章は、「根に戻ること(Return to Roots)」という題で、西欧化で発展した文明を持つことになった日本が、固有の文化を忘れず、守り抜いていくという内容である。教科書が自国の目線で書かれ、西洋と日本の間の観点のみに焦点を当てているというのは差し置いてでも、明治時代以降、日本がアジア諸国に行った蛮行とそれによる悲劇の歴史について一行の言及もないことに、胸が痛い。(※画像は省略します。カナダの教科書の地図)日本の地図の中で東海は「Sea of​​ Japan」となっている。

 

 

カナダでここまで詳細に日本に対して教える理由は何だろうか?日本の歴史と文化について美しく説明された教科書で勉強したカナダの学生は、日本に対して好意的に考え、文化に対する尊重で親しく近づいていくだろう。しかも、自我が形成され始めた8年生の教科課程の中で大きな部分を占めていることに、驚くばかりだ。

日本の教科書歪曲に対して怒っている間、日本は、世界各国で大小の影響力を広げ、自国の歴史について美化と広報を止めずにいる。緻密な日本の外交力と影響力に対し、警戒心を持たなければならない時である。また、韓国文化の優秀性とともに歴史の真実を知らせようとする外交的、社会的努力が続いていくことを期待したい>>

 

 

要は、『日本は、尊重すべき相手ではない』ということでしょう。その伝統、信念、価値観、何一つ尊重するように教えてはいけない、と。そういえば韓国の地上波放送MBCは、『日本は、西郷隆盛や坂本龍馬を偉人として教えてはならない』という趣旨の報道をしたことがあります。これも、似たようなパターンの考え方ではないでしょうか。ちょうど過去エントリーに引用したことがあるので、紹介します。2018年2月1日のMBCニュースです(環境にもよると思いますが、動画の自動再生にご注意ください)。

 

<<・日本が第二次世界大戦後に消えた「道徳」科目を70年ぶりに復活させました。復活した教科書は、日本を被害者として描写し、軍国主義的色彩を表わしています・・19世紀の朝鮮侵略、いわゆる「征韓論」を主張した西郷隆盛を、日本の発展を導いた英雄として表現しています。他の教科書も吉田松陰や坂本龍馬などを精神的指導者として扱っていますが、朝鮮侵略の先頭に立った伊藤博文などが彼らの影響を受けた後継者です・・

・・特に第二次大戦には原子爆弾で廃墟になった日本を言及し、自分たちを被害者として描きました。一方、慰安婦や南京虐殺など、日本が周辺国に与えた犯罪は全く言及していません。私たちの政府は、日本の道徳の教科書の内容に問題があると見て、最終的に教科書を検討した後、対応を決めると明らかにしました>>

世界の誰でも、日本人でも、日本を高く評価してはいけない。日本を尊重してはいけない。その分、韓国の格が下がる。それが反日思想の恐ろしいところであり、いくら経っても『克日』になれない理由でもあります。

 

 

ありがとうございます。新刊が発売中です!

拙著のご紹介♨・・以下、拙著のご紹介となります。本の題の部分はアマゾンリンク(アソシエイト)になります。リンクされたページで電子書籍版もお選びいただけます。

新刊<恥韓の根源>、発売中(2021年2月28日)です。ありがとうございます!100年前の併合時代、1965年基本条約締結を前後しての時期など、古い記事を考察し、それらから今の韓国の反日思想の矛盾を浮き彫りにしてみました。アマゾンの目次・説明、ぜひ本ブログの紹介エントリー導入部を事前公開しております)もお読みください。「反日」異常事態(2020年9月2日発売)>も発売中です。いわゆるK防疫として表出された、韓国の反日思想の本性である『卑日(日本を見下す)』とその虚しさについて主に考察しました。高文脈文化 日本の行間>は、私が日本で暮らしながら感じた、日本、特に『日本語』の不思議な魅力に関する本です。

本ブログのコメント投稿、VPN・PROXYからはうまくいかない場合があります。リンクはhttpの「h」を消してください。サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。サブブログは、コメントに返信可能な仕様です。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

扶桑社新書新聞広告です(リンクではなく画像です)。よかったら御覧ください。