今日、中国が香港選挙制度の見直し案を可決しました。聯合ニュースは「中国が11日、米国などの反対にもかかわらず、反・中国勢力の出馬を防ぐため、香港選挙制改編案を圧倒的賛成で可決した。
米国は、中国が昨年香港国家保安法(香港保安法)を制定したとき、香港の特別地位を剥奪するなど強力に対応したことがあり、今回の全人代議決をきっかけに、米中対立が一層加熱されるものと思われる」と報じています。なんと全人代2千896人が参加、賛成2千895人、棄権1人。QUADは明日、オンラインで首脳会談を開くことにしました。米中対立の流れは、いまのようでは、収まる気配が見えません。しかし、そんな中、韓国政府(外交部)はまたまたQUADについて「特定国家を排除するものであってはならない」と公言しました。昨日お伝えした通りです。こちらはソウル経済です。
<<米国が主導し、日本・インド・オーストラリアが参加する4カ国間の安全保障協議体であるクワッド(Quad)が速度を出す中で、私たちの政府が再びクワッドプラス参加否定的な立場を明らかにした。チェ・ジョンゴン外交部第1次官は11日、ラジオ番組とのインタビューで、クワッド・プラス(クアッド参加国を拡大したもの)加入問題と関連し、「私たちの原則は、特定の国を排斥したり、牽制するための、いわゆる排他的地域構造は作ってはいけないということで、これは歴代政府が追求していた」と述べた。
クワッドプラスは、米国・日本・インド・オーストラリアの4カ国で構成されたクワッドに、韓国・ベトナム・ニュージーランドなどが追加参加する協議体だ。米国は中国牽制のために同盟の結集を追求している・・・・チェ次官は、特にインドがまだクワッドが「集団安保体制」へと発展することに明確な立場を示さないでいる点を言及して「まだクワッドってのは(参加国間の関係が)ユルすぎるようだ」と指摘した。
一方、米国・日本・インド・オーストラリアの4カ国は12日、オンラインで初のクワッド首脳会談を開く。来る17日、米国のトニーブル・リンカーン国務長官とロイド・オースティン国防長官が訪韓して行われる2 + 2(外交・国防)会談では、韓国のクワッド参加などの問題が議論されるものと思われる>>
この「特定国家を排斥(牽制、排除、など)するものであってはならない」というフレーズ、実は中国も内容的によく似た表現を使っています。中国はQUAD首脳会談についてどう思っているのかというと、表向きの発表では、こうです。アジア経済の記事、部分引用して終わりにします。
<<米国と日本、インド、オーストラリアなど、いわゆる「クワッド」首脳会議を控え、中国は10日、「反対しないが、平和を追求するものでなければならない」という原則的な立場を明らかにした。この日、チャオ リーゼン中国外交部スポークスマンは定例ブリーフィングで、「すべての協力構想は、平和と発展という時代の流れに応じる必要がある」と述べた。彼は続いて「反対しない」と言いながらも、「該当国家は、地域や国の共通の利益から出発して開放と包容、共生の理念を守り、平和と発展に貢献することを願う」と述べた・・>>
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