毎年繰り返される「大統領の弔花」騒ぎ

3月の4周目の金曜日は、北朝鮮との艦戦(いわゆる延坪海戦)、延坪島砲撃、天安艦撃沈などで死んでいっった55人の軍人を追悼するための「西海守護の日」でした。文大統領も式に参加、演説をしました。北朝鮮に対する批判がほぼ無かったものの、参加して演説しただけでまだマシだ、という意見もありました。ですが、文大統領名義で贈られた55個の弔花が、式典が終わってからわずか2時間半で、全部撤去され、話題(?)になっています。普通は、弔花が枯れるまで置いておく、または週末(団体客などが大勢来る)まではそのままにしておくものだそうですが、遺族の同意も無しにここまで超スピードで撤去するのは前例のないことだそうです。以下、朝鮮日報から部分引用してみます。

 

<<ムン・ジェイン大統領が主管した第6回西海守護の日 式典が行われた26日、国立大田顕忠院(※大田にある国立墓地)の西海守護55勇士(55人の死亡者)の墓地に置かれた文大統領と海軍・海兵隊名義の弔花を、顕忠院がイベント当日に直接撤去した。国家報勲処と顕忠院などによると、顕忠院は26日午後6時ごろ、弔花を撤去した。報勲処によると、この日文大統領が追悼碑献花・焼香など非公開イベントまで済ませた時刻が午後3時30分ごろであった。

結局、文大統領のイベント終了から2時間30分後に、顕忠院が55個の弔花を片付けたのだ。一部の遺族は「さびしい」と吐露し、顕忠院側は「27日から雨と風が予想され、弔花と墓地が毀損される心配があって撤去した」という趣旨で解明していることが分かった・・>>

 

2018年と2019年には、文在寅大統領は式典に参加しませんでした。弔花は贈りましたけど。2020年は参加しましたが、「4月に総選挙があるから」と言われました。今年も参加したけど「4月に補欠選挙があるから」と言われています。

今年は「こんなに早く片付けたのは文大統領だけ」と言われているそうですが、去年には、「他人の弔花を片付ける大統領は文在寅だけ」と言われました。大統領の弔花だけを目立たせるため、他の弔花を勝手に片付けてしまったからです。

内容とキャプチャーソースは朝鮮日報(2020年3月30日)です

 

2019年には、故人の墓にある小さな棒(国旗を掲揚するためのもの)に、誰かがセウォル号を意味するリボンを結んでおく事件がありました。また、保守政党「自由韓国党」の党員を名乗る女性が、大統領と国務総理の弔花から名前が書かれたプレートを外して地面に捨てていく事件もありました。ソースは2019年3月23日朝鮮日報です。

 

理由がよく分かりませんね。人の墓で喧嘩するな(2019年)はともかく、2020年には大統領が贈った!と目立たせるためにやったのでしょうか。じゃ、2021年には何で早めに片付けてしまったのか。北朝鮮に怒られるかもしれないから、でしょうか。どっちにせよ、『弔花を贈ることも普通にできないのか』としか言いようがありません。

 

 

 

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