韓国「米朝首脳会談の合意精神を・・」 / ホワイトハウス「相応の条件が無いなら、米朝首脳会談は無い」

いまでも韓国は、「シンガポール会談(米朝首脳会談)精神の継承」を対北アプローチの根幹とし、米国側にも同じ主張をしています。しかし、ホワイトハウスが、「金正恩に会う意向は無い」と明らかにしました。バイデン政府の対北政策は、首脳会談などによる「いわゆるトップダウン方式」ではないという意味でしょう。韓国政府としては、困ったことがまた(またまた)一つ増えました。以下、聯合ニュースの記事から部分引用します。

 

<<米国ホワイトハウスは29日(現地時間)ジョー・バイデン大統領はキム・ジョンウン北朝鮮国務委員長に会う意向がないと明らかにした。ジェン・サキ ホワイトハウス報道官はこの日のブリーフィングで、「バイデン大統領が北朝鮮と一定の形態の外交を用意しているとしたが、キム委員長と会うこともその中に含まれるのか」という質問に、このように語った。

サキ スポークスマンは、「私は彼(バイデン)のアプローチは、大幅に異なるものだと考えている」、「それは、彼の意図ではない」と述べた。これは、金委員長と直接会う交渉方式を好んだドナルド・トランプ前大統領とは異なる対北朝鮮アプローチを取るというバイデン政権の立場を再確認したもので、何の条件もなしで首脳が会うことは無いと示唆したのだ。

 

バイデン大統領は25日、就任後初の公式記者会見で、北朝鮮の弾道ミサイル発射と関連して、北朝鮮が緊張を高める場合、相応の対応に出ると警告しながらも、北朝鮮との外交的解決策も強調した。当時、彼は「私はまた、一定の形態の外交のための準備ができている」とし「しかし、これは非核化という最終結果を条件としたものでなければならない」と明らかにし、外交や同盟との協調を通じた非核化解法模索の意志を示した。

バイデン大統領は大統領選挙候補時代、トランプ前大統領がキム委員長と会ったが、彼に正当さを付与するだけだったと批判しながら、自分は何の条件もなしキム委員長に会ったりしないと述べている・・>>

 

 

ついこの前の2+2のときにも、韓国側はシンガポール首脳会談の話を取り上げました。しかし、米国側はこれといった反応を示さなかった、と言われています。ここからはソウル経済です。

<<・・今週、米国ワシントンで開催される韓米日安保室長会議は、ジョーバイデン米政府の対北朝鮮政策を決める場になるだろうと言われている。米国が安全保障室長会議で、韓国政府の立場を反映するより、バイデン政権の哲学が込められた対北朝鮮政策を説明し、韓国に賛同するように誘導する可能性が高い、という見方が優勢だ。

韓国政府は、韓米外交・国防長官(2 + 2)会談で、ドナルド・トランプ政府時代の「米朝シンガポール合意」を取り出したが、バイデン政府はこれに対して明確な立場を示さなかった。バイデン政府がシンガポール合意をトランプ政府の遺産と判断して継承しないなら、韓国政府も、米国と歩幅を合わせるため対北政策の修正が避けられないとみられる・・

・・米国の対北朝鮮政策の修正は、シンガポール会談を継承するかどうかがカギになると見込まれる。ドナルド・トランプ前大統領は2018年にシンガポールで、金正恩北朝鮮国務委員長と会い、韓半島の完全な非核化努力などの4つの項目に合意した。韓国政府は、このような米朝合意の精神を継承し「韓半島の平和プロセス」を完成させなければならないという立場だが、米国は明確な立場を出していない。バイデン政府は、北朝鮮の人権を継続的に問題視おり、米国の対北朝鮮政策は人権を優先順位に置くだろうとの見通しも提起されている。シン・インギュン自主国防ネットワーク代表はこれと関連し、「米国の対北朝鮮政策の根幹は、人権問題をデスクに置いて、核問題などを連携して対応する形になるだろう」と予想した・・>>

 

2月の東亜日報の記事でも、このシンガポール合意精神が話題(ネタ)になっていました。「バイデン行政府当局者」の話として、「私たちが韓国から聞くのは、シンガポール米朝首脳会談の精神、慰安婦、強制徴用問題の話ばかりだ」、と。過去エントリーを御覧ください

慰安婦と肩を並べる(?)ぐらいなら、それはもうしつこく言いまくった、という意味でしょう。しかし、先に紹介したソウル経済の記事は、「場合によっては、シンガポール会談での合意事項そのものが破棄される恐れもある」とのことでして。怪交王・文在寅大統領、今日も順調にピンチです。

 

 

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