韓国政府、ウイグル人権弾圧問題に「一定部分は懸念している」

韓国外交部が、ウイグル人権弾圧問題に対して、「国際社会で指摘されている中国関連問題において、一定部分には懸念している」と話しました。ウイグル問題に特定したわけでもなく、曖昧な表現ではありますが、韓国経済紙によると「これでも今まで一番強い表現」だそうです。また、本ブログでも取り上げた韓国外交部長官の訪中が、公式に発表されました。よりによって、米国で日米韓安保補佐官(日本の場合は国家安保局長、韓国の場合は安保室長)会議が開かれる日です。以下、韓国経済の記事から部分引用してみます。

 

<<チョン・ウィヨン外交部長官が、日本の歴史歪曲に対して「断固として対応していく」という立場を改めて明らかにした。しかし、中国の韓国伝統文化関連の歪曲については、「両国間の文化的多様性への理解と尊重を考えなければならない」ち、異なる立場を明らかにした。これに対して、同じ歴史歪曲問題なのに、外交当局が中国には低姿勢すぎるのではないかという指摘が出ている。

チョン長官は31日、ソウル外交部庁舎で開かれた記者懇談会で、「日本の歴史教科書検定合格と関連、強い抗議と是正を促したが、中国最大のポータルサイトの韓国伝統文化関連の歪曲に対しても同じ抗議と是正を促す意思はありますか​」という取材陣の質問に、このように答えた。日本の歴史歪曲に断固として対処するなら、中国の歴史歪曲にも断固として対処するのかという質問に、日本だけ批判したのだ。

 

まず日本に関して回答するとしたチョン長官は、「日本の歴史歪曲、領土主権に関する挑発行為については、先に述べたように、断固として対応していく」とし「過去の歴史は、特に慰安婦問題は、戦時女性の人権蹂躙という問題の本質を正確に認識する必要があると考えている」と述べた。続いて「日本の独島(※竹島)領有権主張を強めていて強く懸念している」と、「たくさん」「断固」などの言葉を頻繁に使った。

一方、中国の歴史歪曲には、あいまいな表現で一貫した。チョン長官は「韓中関係と関連して、来年は国交30周年」とし、「これまで中国との疎通過程で、両国間の文化的多様性への理解と尊重に基づいて国民的友好感情の回復するために努力しなければならないという点を、私たちはずっと維持してきた」と述べた。

 

続いて、「新疆ウイグル自治区人権弾圧に対する韓国政府の立場は何なのか」という質問に対し、「国際社会で議論されている中国に関連する様々な問題について、私たちもかなりの関心と、一定部分の懸念を持っている」と述べた。「一定部分の懸念」は、これまでウイグル人権問題と関連し韓国外交当局が明らかにした表現の中では、最も強いものだ。米・英・日・欧州連合(EU)など国際社会はこれを「集団虐殺」と強く批判している・・

 

・・外交部はこの日、チョン長官が4月2日、中国に初の海外歴訪に乗り出すという点も明らかにした。チョン長官は、その翌日に王毅中国国務委員兼外交部長と韓中外相会談を行う。トニーブリンケン米国務長官がバイデン政権発足後、初の海外訪問国で韓日を選択したが、先月就任したチョン長官は初の海外訪問国として中国を選択したのだ。これを置いて外交がで”同盟である米国に「韓国が中国側に傾いた」は、誤った認識を与えることができる」との批判が出ている。チョン長官は、「意図的に決定したわけではなく、偶然、時期が重なった」と説明した>>

 

ちょうどその日は、米国で北村滋 国家安保局長、ジェイク・シャリバン ホワイトハウス国家安保補佐官、ソ・フン大統領府国家安保室長が会議を開く日でもあります。これ、本当に「偶然」日付が重なっただけでしょうか。二つ前のエントリーで、冗談で「怪交王(外交王)」と書きましたが・・冗談抜きで、良い悪いじゃなくて本当に「怪」な外交です。キング・オブ・ムンスターズ。

 

 

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