ソウル市、北朝鮮の同意も無しに「2032年オリンピック南北(ソウル・平壌)共同開催」提案書をIOCに提出

2月、IOCはオーストラリアのブリスベンを2032年オリンピック優先協議相手(優先候補地)に決めました。ですが、なんとソウル市が、ソウル・平壌での開催(韓国・北朝鮮共同開催)提案書をIOCに提出しました。北朝鮮からは同意はおろか何の連絡も無く、しかも今の市長は権限代理、明後日ソウル市長選挙でもっとも当選可能性が高いとされるオ・セフン氏はオリンピック共同開催に反対しています。韓国特有の『とりあえずやっておくと何とかなる』がまた発動したものだと思われます。以下、YTNから引用します。動画の自動再生にご注意ください。

 

<<ソウル市は最近、国際オリンピック委員会IOCに、2032年の南北共同オリンピック誘致提案書を出しました。何の応答もしない北朝鮮と一緒に、それも市長補欠選挙を控えている時点であるものの、「最後まで諦めない」と明らかにしました。

[記者]平昌オリンピックの共同立場から、ジャカルタ・アジア大会での単一チームの歓喜。スポーツでドラマを作ってきた南北は、その年の9月の首脳会談の際、ソウルと平壌で一緒にオリンピックを誘致することにしました。

[文在寅大統領:2032年夏季五輪の南北共同開催誘致にも協力することにしました。]

 

しかし、南北関係はすぐ凍りつき、何の応答のしない北朝鮮を相手に、私たちの政府・与党は苦労をすることになります。

[アン・ミンソク/共に民主党議員(昨年10月国政監査):後戻りのない韓半島の平和への道が、共同オリンピック誘致に起因することでしょう] [イ・インヨン/統一部長官(昨年10月国政監査):非核化、北朝鮮社会の改革・開放と後戻りしない韓半島の平和につなげていくという意味を(南北共同オリンピックに)付与されたことについて完全に共感します]

 

北朝鮮リスクに行き詰まっている間、IOCは、2月、オーストラリアのブリスベンを2032年オリンピック優先交渉地に選定しました。ブリスベンを最優先にしていくという意味で、私たちは、事実上、脱落したことになります。しかし、ソウル市は「かすか希望」を抱いています。

「境界と限界を超えて未来へ」というビジョンのもと、過去1日、5つの分野別コンセプトをまとめて誘致提案書をIOCに送りました。ソウル・ 平壌共同開催を通じた世界平和の実現を強調しました。ブリスベンはまだ確定したわけではないので、「最後まで諦めない」という姿勢で誘致の努力をするというのです。

[ソウル市関係者:まだチャンスや余地は十分にあると私たちは判断しており、IOCにも、持続的に協議しようと要請しました]

 

しかし、補欠選挙を控えた今、新しい市長が共同開催をやめるかもしれないから、先手をうっただけだという、政治的解釈も出ています。共に民主党のパク・ヨンソンソウル市長候補は、共同開催に関連した言及も、公約もありません。「国民の力」オ・セフン候補は、共同開催は難しいと、やるなら単独開催だとの意志を明らかにしました。ソウル市は、「オリンピックの共同誘致は国政課題だ」と強調していますが、選挙結果によっては大きく揺れる可能性も大きいと見えます>>

 

いや、そもそも、平壌(北朝鮮)が同意していないのに、「前に首脳会談で『協力しましょう』と話したではありませんか!」と誘致提案書を出すのは、さすがにおかしいでしょう。本当に北朝鮮を「共同開催」の相手として思ってはいるのでしょうか。ただのオリンピック政治利用でしょう、これ。

ま、このブログに載っている話の中でおかしいのがこれだけでもありませんが・・

 

 

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