韓国シンクタンク「日本が韓国のクアッド参加を拒否している。G7参加にも拒否したことがある」

週間朝鮮が、「クアッドの著作権者は日本だ」という記事を載せました。オチは別の記事からになりますが、まず週間朝鮮から該当部分だけまとめてみます。3月22日のものです。

 

<<・韓国によく知られていない点は、クワッドやインド太平洋構想すべて、日本が15年前から具体的に発展させてきたもので、実質的に「著作権」を持っているということである。日本は源泉技術はないが、外国製品と文化を受け入れ、日本化することに優れた能力を示してきた。クワッドおよびインド・太平洋構想もこのような日本のDNAから発展したと見ることができる。

・クワッドは、2004年に約30万人近くが死亡したインド洋の津波を契機に、外交・安保専門家の間で必要性が議論され始めた。膨大な人命被害をもたらした自然災害に共同対応しようというのが出発点だった。このような議論を外交・安保的概念に引き上げ確立した政治家が安倍晋三 前総理だ

・2006年、安倍官房長官は、将来構​​想を盛り込んだ本を出版した。 「美しい国へ」というタイトルのこの本は、当時、数十万部売れるほど注目された。彼はこの本の「日本、インド、オーストラリアと米国との連携」という章でこのように力説した。「日本、米国、インド、オーストラリアの4カ国の首脳と外相レベルでの会議を開催し、戦略的な視点から協議することが可能であれば、これは非常に素晴らしいことだと思う」すでに15年前にクワッド首脳会議、クワッド外相会議を提唱したものである。 この本に韓国は登場しない

 

・安倍のクワッドおよびインド・太平洋構想は、中国を抑えようとしたドナルド・トランプ米大統領によって翼を得た。トランプは、安倍の構想をそのまま受け入れ、まるで自分の政策のように活用し始めた。ハワイの米太平洋司令部をインド・太平洋司令部に改名し役割を拡大したのが、その序幕だった

・バイデン政権の発足で「クワッド2.0」が始まった。バイデン政権はビデオ会議を通じて、2月の外相会談に続き、3月12日には、首脳会議を相次いで開催した。日本の国策大学の政策研究大学院大学(GRIPS)のインド太平洋研究会が昨年10月にクワッド首脳会談の開催を提案してから5ヶ月ぶり​のことだ。一部では、クワッドが、欧州の北大西洋条約機構(NATO)のように公式協議体に発展する可能性も議論されている。

・この過程で、日本は、クワッドの事実上の事務局として活動する雰囲気だ。日本は、米国に代わってクワッドに消極的なインドのを積極的に説得する役割を担った。日本は、欧州の主要国インド・太平洋地域で引き込むも積極的だ。去る2月、英国との外交・国防長官(2 + 2)会議で、英国は今年、インド・太平洋地域にクイーンエリザベス空母を派遣、アメリカと共同訓練をすることで合意した。フランス、ドイツとも協議を通じて、インド・太平洋地域に軍艦を派遣受け、中国牽制に乗り出すことにした

・バイデン政権が力点を置いているクワッドにムン・ジェイン政府は否定的だ。米国はどのような形でも韓国が参加することを望んでいるが、ムン・ジェイン政府は中国を刺激するという理由で、クワッド参加に関する議論すらタブー視している

・クワッドが韓国の代わりに、英国を含めてクインテット(quintet・5人組)に拡大する可能性も挙げられている。英国のメディアは、今年の初めボリス・ジョンソン英国首相がインドを訪問したときにクワッド参加問題について協議する可能性があると伝えた。英国保守党に影響力を持つことが知られているシンクタンク「ポリシーエクスチェンジ」は、英国のクワッド参加を提言した。昨年、欧州連合(EU)脱退後、新しい活路を模索している英国は「アジアへの帰還」政策を推進していて、クワッドは、英国を含むクインテットになる可能性を排除できないという観測が出ている>>

 

 

・・で、オチはここからです。その約1週間後、ニューシースが、「日本が韓国のクアッド参加を事実上拒否している。英国を入れようとしている」という記事を載せました。読み方にもよりますが、「韓国がクアッドに参加できないのは日本のせい」のようなニュアンスです。ニューシース3月30日の記事からです。

<<日本が、米国・日本・オーストラリア・インドの間の非公式安保連合体である「クワッド(Quad)」に韓国が参加することを事実上拒否しているという分析が出た。イ・スフン韓国国防研究院安保戦略研究センター主任研究員は30日、「韓米2+2会談後、韓国の外交安保的課題」報告書で、「オーストラリア、インドとは異なり、日本は韓国の参加について冷ややかな立場であることを検出している」と明らかにした。

この研究員は続いて「日本は、韓国がG7に加入しようとしたときにも反対の意思を明らかにした。特に日本は、クワッド内の占める割合が大きい」とし「最近はクワッド参加についての立場があいまいな韓国を排除し、英国を含むしようという声も出している」と説明した・・>>

 

賛否の前に、要は韓国が参加意思を表明していないのが最大の問題でしょう。そもそも、「イギリスが参加すると韓国は参加できない」という法律でもあるのでしょうか。

 

 

ありがとうございます。新刊が発売中です!

拙著のご紹介♨・・以下、拙著のご紹介となります。本の題の部分はアマゾンリンク(アソシエイト)になります。リンクされたページで電子書籍版もお選びいただけます。

新刊<恥韓の根源>、発売中(2021年2月28日)です。ありがとうございます!100年前の併合時代、1965年基本条約締結を前後しての時期など、古い記事を考察し、それらから今の韓国の反日思想の矛盾を浮き彫りにしてみました。アマゾンの目次・説明、ぜひ本ブログの紹介エントリー導入部を事前公開しております)もお読みください。「反日」異常事態(2020年9月2日発売)>も発売中です。いわゆるK防疫として表出された、韓国の反日思想の本性である『卑日(日本を見下す)』とその虚しさについて主に考察しました。高文脈文化 日本の行間>は、私が日本で暮らしながら感じた、日本、特に『日本語』の不思議な魅力に関する本です。

本ブログのコメント投稿、VPN・PROXYからはうまくいかない場合があります。リンクはhttpの「h」を消してください。サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。サブブログは、コメントに返信可能な仕様です。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。