韓国紙、佐藤正久議員に「礼儀が出来てない(버르장머리가 없다)」

金泳三大統領が日本に対して「ボルジャンモリ(버르장머리)を叩き直してやる」と話したことがあります。「ワルフザケを叩き直してやる」と訳されることが多いですし、間違った訳ではありません。

ただ、もっと『現場』的な訳をするなら、実はボルジャンモリ自体が俗語で、もとは「ボルッ(버릇)」と言います。ボルッは「癖」、「習慣」の意味で別に俗語でもありません。しかし、「ボルッが無い」、特に「ボルジャンモリが無い」という文章になると、意味合いがかなり「上下関係」になります。

なぜなら、「(礼儀を守る)癖が見についていないのは、毎日の教育が出来てないからだ」ということで、「上の人に対して守るべき礼儀を守ってない」になるからです。冗談でもないかぎり、普通に人との会話で使うものではありません。明らかに「上下」の概念が入っているからです。個人的に、「教育が出来ていない」「シツケができていない」というニュアンスが強い、と思っています。ニュース1の記事に、またこの表現が載りました。佐藤正久議員のことです。以下、ニュース1の記事から部分引用してみます。

 

<<ボルジャンモリの無い日本極右議員、『提訴検討指示は虚勢』(題)・・ ムン・ジェイン大統領が日本政府の福島原発の放射性汚染水の海洋放流決定をめぐり、国際海洋法裁判所(ITLOS)提訴を検討するよう大統領府の関係者に指示したことと関連して、日本の自民党側の人が文大統領を露骨に非難し、論難になると思われる。

産経新聞によると、佐藤正久 自民党外交部会会長は14日、文大統領のこのような指示に自身のツイッターを通じて 「虚勢そのもの」とし、「国際海洋法裁判所に提訴すると赤っ恥」と述べた。

彼は「(韓国の提訴は)韓国原発の三重水素(トリチウム)の排出量が日本よりも大きいことが明らかになぢ、笑いの種になるだけだ」と言及した。続いて、長い期間、日韓間で対立している慰安婦問題と徴用工問題を狙ったように、「(今回の問題は、一連の事案に続き)新たな『だめだこりや』だ」と述べた・・

 

・・佐藤会長は2019年外務省副大臣だった当時も、文大統領に向かって暴言を吐き出したことがある。日本が韓国をホワイトリスト(輸出手続きの簡素化対象)から除外したことに文大統領が「加害者である日本が盗反荷杖する状況を座視しない」と言及すると、「盗っ人猛々しいなど上品でない言葉を使うのは異常だ。日本に無礼だ」と述べた。

当時ユン・ドハン大統領府国民疎通首席は「次官級の人が相手国の首脳に向けて暴言を吐き出すのが、果たして国際的規範に合うかどうか疑問を感じる」とし「日本の無道さがますます度を増していく」と批判した>>

 

日本も韓国も、相手に対して「礼儀ができていない」と思っているのは事実です。しかし、その方向性は全然違います。日本は韓国に対し、あくまで『平等』な立場での礼儀を要求しています。平等というか、『普通』のこと、例えば「国家同士の約束を守れ」などです。韓国は日本に対して、上下の礼儀を要求しています。今回の件もまた、その心理が表れたと見ていいでしょう。『上』になるために果てしなく被害者を演出するのがどれだけ見苦しいことか、されにそれを「道徳的優位」と呼ぶことがどれだけ惨めか。韓国がそれに気づかない限り、日韓関係の根本的改善は無いでしょう。

 

 

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