2018年文化日報「日米韓3角同盟に代わる、『日米台3角同盟』が噂されている」

日米首脳会談関連でいろいろ記事が出ています。ほとんどは今までの話を再確認するもので、大きなサプライズは無かったけど、すごく堅実なものだったと言えるでしょう。その中でも、共同声明で52年ぶりに「台湾」が明記されたのは、時代の流れを明確に見せてくれるものでした。以下、韓国YTNの記事から部分引用します(といっても元ソースはNHKですが)。

 

<<米国と日本が52年ぶりに両国首脳会談の共同声明に台湾について明示したと、NHKが今日(17日)報道しました。現地時間16日、米ホワイトハウスで開かれたジョー・バイデン米大統領と菅義偉日本総理の首脳会談の共同声明に「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題(※台湾問題)の平和的解決を促す」という内容が含まれました。

1969年11月リチャード・ニクソン当時米国大統領と、佐藤栄作当時の日本総理の会談後、52年ぶりに日米首脳会談の共同文書に台湾に関する内容が含まれたわけです。1969年に共同声明には、「台湾地域の平和と安全を維持も日本の安全にとって非常に重要な要素」という内容が入りました。日本が台湾と断交して、1972年に中国と国交正常化した後、米日首脳会談の声明で台湾を取り上げたのは今回が初めてです>>

時事通信によると、「台湾外交部は、日米両国に『心からの歓迎と感謝を表する』とコメントした」、とも。

 

2018年7月11日、文化日報の論説委員が、「対ソ連用だった日米韓3角同盟に代わる形で、対中用の日米台3角同盟ができる可能性」を論じたことがあります。部分引用してみます。

<<・・米国が、1980年代に構築した対ソ連の韓米日3角安保体制に代わって、対中国の米日台の三角同盟を追求するという分析が出ている。最近ドナルド・トランプ政権が対北朝鮮政策でも強弱を調整しているのは、北朝鮮を中国との覇権争いの「駒」にするためだという解釈もある。とにかく米日台同盟が具体化するには、越えなければならない山が多い。米軍が台湾に駐留しているわけでもないし、台湾がリムパック訓練などに本格参加しているわけでもない。

一つの指標としては、米国が台湾にステルス戦闘機F-35を販売するかどうかだ。F-22ラプターの性能が最も優れているけど、単価が高すぎる。多少の仕様を下げ標準化した普及型の第5世代戦闘機がF-35である。F-22は、対外販売が禁止されており、対外販売機種としてはF-35が最も優れた戦闘機だ。そして同盟国のみ販売している。もし台湾がF-35を保有することになれば、米、台湾関係が同盟レベルに発展するのはもちろん、日本と台湾の軍事関係も密接になる。日本はF-35の組み立て工場を持っており、アジア地域でのF-35の修理や部品の調達を日本が担当することになっているからだ・・>>

 

2020年8月、米国は台湾にF16を販売しました。F35ではなかったけど、これで台湾の軍事力は大幅に上昇した、とされました(当時の日経新聞)。2018年の文化日報の記事、まだ「そこまで行くかな」と確信が持てない部分もあります。変数がいろいろありまして。しかし、記事が載ってから2年後となる今、読み返してみると、2年前に読んだときよりはずっと現実味が感じられます。

 

 

 

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