韓国メディア、ラムザイヤー教授を「詭弁」「妄言」と集中報道・・反論はせず、「親日だから」「大勢の良心的学者が撤回を要求したから」

朝お伝えしたラムザイヤー教授の件、韓国では無数のメディアが『ほぼ同じ』内容の記事を書きました。基本的に、詭弁だとか、妄言だとか、そんなものばかりですが、ちゃん自分なりの論拠を提示する新聞や放送局は無く、いつもの「親日だから」「3000人以上の良心的学者が論文撤回に署名したから」を論拠としています。また、教授の話した内容ではなく、シンポジウムが始まる前に、韓国の国旗(太極旗)が上下逆になっていた(参加者が指摘してすぐ修正)ことを大きく取り上げる記事もありました。以下、韓国側の各記事から部分引用してみます。ビデオメッセージの紹介は一つ前のエントリーで紹介しましたので、省略します。

 

・日本軍慰安婦被害者を「自発的売春婦」と規定した論文で歴史を歪曲したマークラムザイヤー米国ハーバード大ロースクール教授が、今度は自分に対する批判を「暗殺未遂」行為だと主張した。反日偏見を正そうと歪曲の論文を書いたとし学問の自由を守らなければならないという詭弁も述べた(韓国日報

・「反日種族主義」の共同著者であるイ・ウヨン研究委員は、『慰安婦は、基本的に連れて行かれ、強制連行された人なのに、契約があったはずないじゃないか』と言うけど、それは今までの研究成果を知らないと言うことだ」、「直接物理力を動員した朝鮮人強制連行はなかったし、それを証明するだけの証拠もない」と主張した(韓国経済

・24日、日本の右翼団体である国際歴史論戦研究所となでしこアクションは産経新聞の後援を受けて、東京で「ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争」をテーマにシンポジウムを開催した。表彰台には日の丸の両側に太極旗と星条旗がかかっていたが、太極旗だけが逆さまになっていた。ある参加者がこれを指摘した後に、太極旗を直した(アジア経済

・発言者たちは、ラムザイヤー論文取り消しを要求し署名した3千人の良心的な学者たちを攻撃しました・・ラムザイヤー教授は、論文への問題提起には、隠された意図があると評価下げしました。(ラムザイヤー/ハーバード大学教授)「強い批判を受ける孤立感を感じ、自らに対し疑問を持つ、それを狙ってのことです」。議論に出た極右歴史学者は、とんでもない主張をしました。(ハタ/極右歴史学者)「韓国にも慰安婦のような制度があり、米軍も韓国駐留期間が非常に長いじゃないですか」。議論から2カ月経って日本の極右学界が一歩遅れてラムザイヤーの擁護に乗り出した姿を演出したものの、既存の無理な主張だけを繰り返す格好でした(SBS

・(題)慰安婦を歪曲しておいて「反日偏見」・・それを支持する韓国の研究員(中央日報

・(題)ラムザイヤー教授「反日偏見を直すために論文書いた」とんでもない言い訳(国民日報

 

他にもいくつかの記事を読んでみましたが、論拠は「良心的署名」と、「親日だ(例の勲章とか三菱とか)」。それだけでした。私が読んだ順番に記事から部分引用しましたが、全体で見るとどの記事もほぼ同じ内容で、国旗の件を書いたか、書かなかったかの差があるだけです。中央と国民日報の記事からは引用する内容すら見当たらず、題だけにしました。

ちなみに、国旗を逆さにするのは大きな失礼になるため、やはり気をつけるべき問題ではあります。でも、太極旗を上下間違えるのは、韓国でもそう珍しいことではありません。李明博氏も大統領だったころに国旗を逆さまに持っていたし(しかも結構熱心に振ってました)、2019年には文在寅大統領が乗る飛行機に国旗が逆さまになっていたし、臨時政府樹立100周年記念で京畿道が行ったイベントに登場した大きな太極旗も、上下逆になっていました。男の人がその国旗を手にして公園を走って横切る感動の(韓国基準で)イベントだったのに、ずっと逆さだったとか。

 

 

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