昨日のエントリーの続きとなります。中央日報が、ファイザー製・アストラゼネカ製 ワクチンがどれだけ不足しているのかを、データをもとに記事にしました。AZの場合は、昨日もお伝えしましたが20万回分しか在庫がありません。しかし、今月末まで100万回分の2次接種をしないといけない、とのことでして。
ただ、お読みになる前に、韓国政府は今日(3日)、ワクチン接種・受給計画を発表する予定です。本エントリーは朝の時点での情報で書いたものである点、ご理解ください。中央日報が記事に使用している統計は、昨日(2日)までのデータです。以下、中央日報から部分引用します。
<< 政府が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)ワクチンの「4月末まで300万人接種」の目標を達成することだけを気にして(※2次接種分まで1次接種に使ってしまい)ファイザー1次接種が中断されたことに続き、アストラゼネカ(AZ)ワクチンも同様のことが起こる懸念が提起されている。キム・ウジュ高麗大学グロ病院感染内科教授は、「政府が1次接種率を増やすために『下の石を取り出して上の穴を塞ぐ(※)』ようにし、2次分量を引き出して使ったからこうなってしまった」、「結局、ワクチンを購入しておかなかった影響が一波万波に広がっている」と指摘した。政府はこれと関連し、「1次接種に集中する時期と2次接種が多くなる時が周期的に繰り返されるから発生する現象であり、ファイザー社のワクチンが底をついたという主張は事実ではない」と説明している・・
※「下石上臺(下の意志を取り出して上の穴を塞ぐ)」・・石を積み上げて壁などを作りながら、石が足りなくなるとすでに作ってある壁の下部の石を取り出して使うという意味です※
・・ファイザーワクチンの場合、総211万7000回分導入し、2日0時基準で180万1867回分を使用して31万5133回分が残っている。ファイザーは、1次接種の3週間後に2次接種を迎える。周期が短いのに在庫切れになってしまった。2日までに156万5865人が1次接種を、23万6002人が2次接種をした。 132万人が2次接種をしなければならない。今の在庫ではカバーできない。 1次の新規接種を中止した理由である・・
・・政府は今月から175万回物量が4週間にわたって入ってくる予定で、6月に354万7000回分が追加で導入される計画だという。日程のとおりなら、6月まで約561万回分になる。しかし、具体的な導入日程は明らかにしなかった。政府は「今週も予定通り到着する予定だ」とだけ説明した。
AZワクチンもギリギリである。これまでに200万6000回分が入ってきた。2日0時基準で182万9239人が1次接種し、17万6761回分が残った。最小残留型注射器(LDS)を使って20%増やすとしても、20万回分が残っているだけだ・・・ところが、AZワクチンも今月14日、2次接種を始めめることになる。2月26日接種開始後の2次周期(11〜12週)が来るからだ。来月末までに約100万人が2次接種しなければならない。
しかし、AZワクチンも物量供給がかなり不安定だ。6月までにAZと直契約700万回分、COVAXファシリティを介して166万8000回分など867万回ほどの追加供給を受けることになっているが、具体的な日程は知られていない・・>>
他にも関連記事をいくつか読んでみましたが、どうやら5月のワクチン受給計画が発表(接種現場への通知なども含めて)されていないようです。その点にもっとも驚きました。もう5月ですけど・・
この騒ぎでもう一つ(悪い意味で)輝いているのは、『忠誠心』ではないでしょうか。大統領が4月まで300万と言ったら、それは絶対である、と。
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