G7外相共同声明、台湾のWHOなどへの加入を支持、中国の人権問題を指摘・・韓国紙「自由民主主義陣営の流れが決まった。韓国はこの流れに参加する準備ができているのか」

G7外相会合の共同声明に、台湾のWHO加入を支持するという内容がありました。台湾の国際機構加入は中国が必死に反対してきたことであります。中央日報など一部の韓国紙は、この内容はG7首脳会議(6月)でも間違いなく追認されるとしながら、この流れを「自由民主主義陣営の方向性が完全に決まった」とし、「韓国はこの流れに参加する準備ができているのか」と問いかけています。まず、中央日報の記事からです

 

<<主要7カ国(G7)外交部長官たちが、現地時間で5日、共同声明(Communique)を出し、人権や貿易問題などで中国を強く圧迫した。通常、外相会議は、首脳会議の事前準備という性格がある点を考慮すると、6月に開かれるG7首脳会議でも同様の結果を導出する可能性が大きい。ゲスト資格で参加するムン・ジェイン大統領は、「韓国も参加する準備ができているのか」という質問を受けなければならないだろう。

G7外交・開発大臣は、4〜5日、英国ロンドンで会議後に採択された声明の中で、 新疆(※ウイグル自治区)、チベット、香港、台湾など中国が『体制への挑戦』として受け入れる敏感な懸案をすべて指摘したのだ。「国際法と国内法上の義務に基づいて、中国が人権と基本的自由権を尊重することを要請する」とした。また、「私たちは、 新疆とチベットでの人権蹂躙、特にウイグル族を標的とした大規模な『政治再教育収容所』を維持することに、継続的に深い懸念を表する」と述べた。彼らは続いて「香港の自治権と自由の保証を要請する。自由と民主主義的価値、権利を守ろうとする人たちを標的とすることを中断せよ」とも述べた。

声明には、「台湾が世界保健機関(WHO)のフォーラムと世界保健会議(WHA)に意味のある参加をすることを支持する」という内容も含まれた。 「一つの中国」の原則を標榜する中国は「台湾の国際機関の参加は不可」という立場であり、G7長官は全く反対の立場を取ったわけだ・・>>

 

次は、文政府を『親中事大』と言い切っている文化日報の記事から部分引用します。

<<世界の自由民主陣営を代表する主要7カ国(G7)が、米国が主導する中国牽制に賛同すると公式に宣言した。これは21世紀の国際秩序の重要な基準になる可能性が大きい。米国と英国、ドイツ、日本、フランス、カナダ、イタリアなど7カ国の外相が5日発表した共同声明を見ると、中国の中心の​​世界秩序を許可しないという意志が明らかだ。特に中国の覇権主義行動を批判しながら、台湾の世界保健機関(WHO)フォーラムなど国際機関の参加を支持する内容まで入れた。 1971年に国連で台湾を追放し中国を受け入れてから50年間も続いたタブーを破ったのだ。G7の一致した意志を見ることができる・・

・・ムン・ジェイン大統領は、英国G7サミットにオブザーバーとして参加する。文大統領は「中国は大きな峰、、我々は小さな峰」「中国の苦しさは私たちの苦しさ」とし、親中事大で一貫しており、香港の保安法事態と新疆ウイグル人権弾圧にも何も言わなかった。チョン・ウィヨン外交部長官は、王毅 中国外交部長と、中国と台湾との境界地域である厦門に、チャーター機まで使って訪問した。バイデン政権は、中国を排除する自由主義サプライチェーンまで構築する動きだ。世界情勢に目を閉じたまま、親中を固守したら、同盟も経済もすべて失うであろう>>

 

今朝あたりから、一部のメディアに「台湾の国際機構加入を支持する内容が、共同声明に入る」という記事が載りました。まさか、ここまであっさりと入るとは、驚きです。中国としては、6月のG7(首脳会議)の共同声明から、「5日の外相共同声明から、どれだけの内容を『消す』ことができるのか」が最優先課題になるでしょう。この前の日米の会談が、どれだけこの流れに適していたのか、そして、中国関連の話は出てこなかった米国と韓国との会談が、どれだけこの流れからして気まずいものなのか、よく分かります。

さて、韓国としては、とりあえず6月のG7にも参加はしますが・・どうするのでしょうか。文大統領。中国は大きな峰、韓国は小さな峰、自由民主主義陣営の流れは「見ね(見ない)」とするのでしょうか。

 

 

拙著著のご紹介&お知らせなど♨  以下、「題の部分」はアマゾンリンク(アソシエイト)になりますのでご注意ください。

「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>が発売中(2021年4月29日発売)です。日本滞在4年目になって、日本で手に入れた日常、そして、ラムザイヤー教授の論文にまつわる話、それらから見えてきた、日韓比較論です。

新刊<恥韓の根源>が発売中(2021年2月28日)です。併合時代の朝鮮半島のハングル記事、1965年基本条約締結を前後しての記事など、古い記事を考察し、『今』の韓国の反日思想の矛盾を浮き彫りにしてみました。「反日」異常事態(2020年9月2日発売)が発売中です。いわゆるK防疫として表出された、韓国の反日思想の本性である『卑日(日本を見下す)』とその虚しさについて主に考察しました。他の拙著についてはここにまとめてあります

本ブログのコメント投稿、VPN・PROXYからはうまくいかない場合があります。リンクはhttpの「h」を消してくださいサブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。サブブログは、コメントに返信可能な仕様です。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります