16ヶ月連続で人口減少中・・韓国の人口動向についての雑記

ブログ更新とは別の、ただ興味が湧いて(良し悪しではなく、動きが急激すぎまして)調べてみたことですが、今日ちょっとブログ更新する時間が足りなくて、雑記として更新いたします。

出生率、婚姻件数など、韓国の人口動向が急激に動いています。以下、基本的に2020年データですので新型コロナの影響ももちろんあるでしょうけど、「新型コロナの影響はあるだろうけど、データの動き(悪化)は予想を超えている」とも言われています。

韓国の出生率が低いというのはよくニュースになります。2020年の合計特殊出生率が0.84。これ、いつだったか「楽韓WEB」さんが「人類がまだ入ったことのない領域」という趣旨で書かれたのを読みましたが、たしかに低すぎます。1にならないのは3年連続で、2018年には0.98、2019年0.92でした。日本も少子化がーと言われている国ですが、日本は2019年基準で1.36でした。

 

結局、2020年、韓国は政府の予想より約10年早く、人口減少となりました。ちなみに今年2月時点で、16ヶ月連続で人口減少が続いています。統計庁の2020年人口動向「出生死亡統計」より引用しますと、「出生児数は27万2400人で、前年比3万300人(10.0%)減少」「40代を除く全年齢層で前年比出生率が減少」「死亡者数は30万5100人で、前年比1万人(3.4%)増加」「死亡者数は90歳以上(8.9%)、80代(6.4%)、20代(5.7%)の順で大きく増加」「人口自然増加はマイナス33000人で、初めて自然減少が発生」となっています。

これといった自然災害もなかったし寒波も無かったはずで自慢のK防疫があったのに何で1万人も死亡者が増えたのか(2019年の死亡者は2018年に比べて3700人減少)、死亡者増加率が90代80代の後に20代というのもどうかな、などなど、これだけでも十分ニュースになりますが・・婚姻件数がまた問題でして。

 

3月18日に韓国統計庁が発表した「2020年婚姻・離婚統計」によると、2020年の婚姻件数は21万4000件でした。ちなみに、日本の場合は、パッと検索してみたら2018年基準で58万6481件でした。ちなみに2019年は令和スタートに合わせた婚姻が増え、59万8965件。

韓国の21万4千件は、2019年の数値より2万6,000件、10.7%も減少したものです。繰り返しになりますが、新型コロナの影響は確かにあったでしょうけど、30万件ラインが破られたのが2016年だそうですから、動きが急すぎます。キム・スヨン統計庁人口動向課長は、この原因を「30代の人口が減少したため」としています。他に新型コロナの影響と、住宅費や雇用など、経済的な問題も主な原因である、と。余談ですが、40代と30代はもう10年近く減少が続いています。20代は、ギリギリですがまだ減少にはなっていません。

最後に、2019年と2018年の婚姻件数も比べてみましたが、2019年が23万9200件で、2018年が25万7700件。2019年は前年比7.2%(1万8500件)減りました。2018年25万7700から2020年21万4千に減ったとすると、明らかに動きが急すぎます。

いつだったか、韓国の社会問題(一般的にそう呼ばれる各種事案)は、問題それ自体よりも、「悪化スピードが早すぎる」点がもっと問題だと書いたりもしましたが・・人口動向でも、それは例外ではないようです。

 

 

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