韓国が、米国にワクチンのローン(ワクチンを貸してくれれば後でワクチンで返す)を提案する、との記事がありました。また、野党側は、米国に1000万回分のワクチン支援を要請、「野党側の人が自治体長を努めている自治体だけでもワクチンを支援してくれ」と要請したことも分かりました。K(貸して)防疫です。まず、亜洲経済の記事から部分引用します。
<<コロナ19ワクチンの需給に自信を見せていた政府が、米国と「ワクチンローン(Loan・貸付)」を推進していることが確認された。チョン・ウィヨン外交部長官が先月20日、「韓米ワクチン スワップ(Swap・交換)」協議に言及したことはあるが、「ワクチン論」が出てきたのは今回が初めてだ。先に政府は、ワクチンの供給不足の議論について、国民すべてが1.9回接種できる分量のワクチンをすでに確保したとし、イスラエルと米国が他国への提供意思を明らかにしたアストラゼネカ(AZ)社のワクチンを追加で導入する計画は無いと一蹴したばかりだ。しかし結局、導入量が不足、今月と来月のワクチン接種に支障があり、アメリカ側に慌ててワクチン導入時期調整に乗り出したわけだ・・
・・一方、「国民の力」(保守野党)はコロナ19ワクチンの確保のため、独自の代表団を12日 米国に派遣する。代表団の議員たちは、米国に1週間ほど滞在し、シンクタンク、政府、議会関係者と会ってワクチンスワップをはじめとする両国のワクチン協力方案を議論する予定である。代表団のパク・ジン議員は「私たちの唯一の同盟であり、自由貿易協定のパートナーであり、ワクチン技術の宗主国である米国との緊密な韓米ワクチンパートナーシップ構築のために、国会が動かなければならない」と述べた>>
最後の部分はどことなく北朝鮮の首領賛美にも見えますが、多分 気のせいでしょう。それはともかく、もう懐かしい名前ですが、保守側には黄教安(ファン・ギョアン)という人がいます。国民の力の前身「未来統合党」の代表でした。この人が米国に行ってすでにワクチン支援を要請したようですが、その際に「『国民の力』側の人が長を努めている自治体だけでも支援してほしい」と話した、とのことでして。この部分は聯合ニュースです。
<<ファン・ギョアン(黄教安) 元・未来統合党(国民の力の前身)代表は11日(現地時間)、米国に新型コロナウイルス感染症ワクチン1千万回接種分の支援を要請し、米国側から最大限の努力を注ぐという回答を受けた。米国を訪問中の黄 元代表はこの日、特派員懇談会と報道資料を通じて、訪米期間、政界、財界、各種機関などに、韓米同盟が血盟である次元からワクチン1千万回分を韓国に支援してくれと要請したと話した。また、「国民の力」所属の人が地方自治団体長であるソウル、釜山、済州などだけでも、堅固たる韓米同盟の象徴という次元で支援してくれるよう要請したという・・>>
もし米国が支援を決めたとしても、いくら何でも米国が「韓国の〇〇自治体にだけ使え」と条件を出して支援するわけにはいかないでしょう。それは韓国側(韓国内部)が決める問題で、支援してくれた米国を困らせるようなことがあってはなりません。韓国の政治家たちが『国』の範囲をどう決めているのか、よくわかるくだりでもあります。
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