韓国メディア「ワクチンスワップと言っておいて、ワクチン『包装』契約だけだった」

今回、ワクチンスワップが議題にならなかった件で、大統領府関係者が「韓国より医療システムが劣弱で感染者も多い、そんな国も多いから」と話しました。超過死亡で妙な部分はありますが、発表されている数値だけだと、確かに韓国の感染者数は、他の国よりはマシです。でも、それなら、最初からスワップなんか言い出さなければよかったでしょうに。

昨日の「軍事演習の延期はもうできなくなった」エントリーのソース記事「ペンアンドマイク」のも同じ趣旨を書いていましたが、あれだけワクチンスワップ、ワクチンスワップと大騒ぎしていたのに、首脳会談が終わると、その話題は一気に消えました。なにかの「指針」でもあったのでしょうか。むしろ、聯合ニュースなどが昨日から「今回の首脳会談、すごい、すごすぎる」な記事を連発しており、この大統領府関係者の発言も、心が曇っている私には、「韓国が相対的に凄いからスワップできなかったんだよ」にしか見えませんでした。

ただ、「すげーすげー」としながらも、「でも本音を言うと何かが違うんだよね(チラチラ」という趣旨の記事もあります。例えば、「すげースワップのかわりに、すげーワクチンの『包装』を、すげー もらってきた」という記事もあります(すげーは消してお読みください)。以下、マネートゥデーから部分引用してみます(ワクチンスワップの話と委託生産の話を分けるために、ソース記事の文章(段落)の順番を少し変えてあります)

 

<<ムン・ジェイン大統領がバイデン米大統領と首脳会談を通じて、包括的なワクチン・グローバルパートナーシップを結んだ。韓国政府とモデルナの間で、第3四半期(7~9月)から韓国内ワクチン委託生産と関連した協力を始め、ムン・ジェイン大統領が明らかにした「グローバル ワクチン ハブ」跳躍へのきっかけを迎えた。ジョー・バイデン大統領から韓国軍55万人に対するワクチン直接サポートを約束される「サプライズ」も受けとった。

ただし、実際に韓国内に任せられる分野は、原料の瓶詰め(※バイアルへの無菌ボトリング)など、中核とは言えない分野であり、事実上の「ワクチン包装」に該当する。民間企業モデルナが核心技術を移転したわけではなく、ワクチン グローバル ハブに向けた基礎作業に該当するだろう。全国民的な関心事に浮上していた「韓米ワクチンスワップ」は実現されなかった。大規模なワクチンサポート受け、ワクチン不足を終息させることはできなかった・・

・・米国現地で産業通商省、保健福祉部、モドや間モド私韓国投資と生産関連の議論の協力のためのMOUが締結された。サムスン・バイオロジックスはモデルナとワクチン委託生産契約を締結した。これにより、サムスンバイオロジックスは、海外で生産されたモデルナワクチン原液を国内でボトリングして生産する計画である。ワクチン委託生産が、単純に瓶詰め工程(DP)であり、原液生産(DS)と比較して非中核分野の一部にすぎないとの指摘があるが、今後のワクチンの分野両国の協力は継続進展するだろうと思われる・・

 

・・ワクチンスワップのような内容は、会談の成果に入らなかった。バイデン大統領が、韓国軍のことを「在韓米軍との接触が多い」と発言し、55万人分支援対象にしたのは、ワクチン確保に乗り出した韓国の顔を立てることと、支援の名分(自国軍人の保護)を両立させたものだと解釈される。

大統領府関係者は、「ワクチンスワップにて、米国の立場では、単純に、韓米間の両者の問題ではなく、韓国より公共医療システムもはるかに劣弱で、感染者もはるかに多く、また死者もはるかに多く、致命率も高い、脆弱な国がたくさんある」とし「米国としては、そのような全体的な状況を考慮しないといけないだろうと、そう理解することができるだろう」とした。この関係者は「米国としては最善を尽くしたと見ている。それにもかかわらず、我々がすべてのウィッシュリストを果たそうとするのは、同盟として礼儀ではない」と、条件なしに韓国軍にワクチンを支援しただけでも意味があると評価した・・>>

 

文章のいくつかの部分で、「いやこれ話が違うでしょう」を「すげーいやこれすげー話がすげー違うすげーでしょう」と無理矢理書いている感じがするのは、私だけでしょうか。まるで、日本に関して何か良い内容を書く時、「いやでも日本が悪いですけどね」という趣旨を併記しておかないといけない、そんな韓国側の文章のようです。

 

いつもより早いですが、今日はこれで更新終わります。明日またすげー曇った記事でお会いしましょう(・∀・)ノ

 

 

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