大韓体育会(韓国IOC委員会)長、オリンピック不参加に事実上の反対表明・・韓国メディア「唯一の解決策は東京オリンピックがキャンセルされること」

四日前の記事ですが、見落としていたので今日エントリーします。韓国では大韓体育会という組織がIOC委員会を兼ねていますが、その大韓体育会の委員が「不参加だけはやめてくれ」な趣旨を話しました。もちろん不参加の可能性そのものを全否定したわけではないにせよ、韓国の政界で提起されている五輪不参加に事実上の反対を表明したことになります。事案がかなり騒がれたこともあり、重要なコメントだと思われますが・・あまり記事にならなかったのかそれとも私が見落としていただけか、今までこんな発言があったと気が付きませんでした。

不参加と口で言うのは簡単だけど、それこそ政治的なもの(スポーツの政治利用)と見られる可能性が高い、というのです。他にも一部から『不参加はブーメランになる』と反対意見を表明する人たちがいて、なんと「イーデイリー」など一部の韓国メディアは「東京オリンピックがキャンセルされることこそが唯一の解決策」という意見まで出しています。まず、IOC委員の話、YTNから部分引用してみます。動画の自動再生にご注意ください。

 

<<日本の繰り返される独島挑発に、オリンピック不参加は、効果的な対応策になれるのでしょうか? スポーツ界は、オリンピック不参加が、政治的行為の一種と思われる恐れがあるとし、慎重な立場です・・(※中略)・・独島問題において、行動で示さなければならないという政界の主張とは違い、スポーツ界は対話で解決しようよいう立場です。(※韓国のオリンピック委員会を兼ねている大韓体育会は)国際オリンピック委員会をはじめ、東京の組織委員会との協議を通じて、国民の懸念を解消すると話しました。オリンピック不参加要求については、スポーツと政治は別のものだそし、明らかに線を引きました。

【イ ギフン/大韓体育会長兼IOC委員:選手たちはハードなトレーニングをしており、私たちも問題を解決するために努力していることを申し上げます。また、政治とスポーツは、他の分野だし、それをご理解いただければ、と思います】

オリンピック不参加は、口でいうほど単純な問題ではありません。ややもすると、得より損のほうが大きくなる可能性もあります。政治的問題でオリンピックに不参加すると、IOCの制裁を受けることもあるからです。制裁を受ければ、大韓民国代表ではなく、中立国資格でオリンピックに出場することになります。感情的な対応よりも、スポーツ外交の重要性がより注目される理由です・・>>

「検査キットが欲しければ、日本は『日本人でごめんなさい』と言うべきだ」としていたあのYTNが、「感情的なことはするな」と言っています。何があったのでしょうか。

 

他にも一部の自治体長、国会議員などから、不参加はやめたほうがいいという意見が出ています。ソウルなど一部の地域の新聞を発行している『イーデイリー』はこの件で、「独島を紛争地域化するだけ」「韓国が参加しなくてても、東京オリンピックはそのまま開催される」「選手たちの努力はどうするのか」などの意見が出ていると伝えたあと、こう主張しています。

<<・・状況がこれだから(※不参加するわけにもいかないから)、一部では、東京オリンピックがキャンセルされることだけが唯一の出口戦略になるという言葉も出てくる。日本は現在、東京都を含めて10都道府県(広域自治体に)に、今月20日までにコロナ19緊急宣言の状況である。日本のワクチン接種率は2日基準で1回以上接種した人が1099万1098人(2回接種378万人)で、やっと10%に達した。このような状況で、東京オリンピックを強行する場合には、むしろ感染症につながる可能性があるという懸念が日本国内でも少なくない。しかし、日本政府は、まだ安全なオリンピック実現が可能であると主張している。加藤勝信官房長官は同日午前の定例記者会見で、「国民が安心して大会を迎えることができるよう、感染対策を徹底的に準備する」と明らかにした。前日、菅総理も「感染対策を確実に講じて安全・安心な大会にする」と改めてオリンピック開催の意志を表明した(イーデイリー)・・>>

 

この主張には致命的な難点があります(いつものことですが)。韓国としては、『コロナを理由に不参加する』という出口戦略があります。でも、そんなことは誰も言いません。まだオリンピックが延期される前、放射能がどうとかと騒ぎながらも、韓国は「危険だから参加しない」とは言いませんでした。今回もコロナで危険だとしながらも、なぜかコロナを理由に不参加するという話は誰もしません。選手団もちゃんと練習していると聞きました。

 

 

 

拙著著のご紹介&お知らせなど♨  以下、「題の部分」はアマゾンリンク(アソシエイト)になりますのでご注意ください。

「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>が発売中(2021年4月29日発売)です。日本滞在4年目になって、日本で手に入れた日常、そして、ラムザイヤー教授の論文にまつわる話、それらから見えてきた、日韓比較論です。

新刊<恥韓の根源>が発売中(2021年2月28日)です。併合時代の朝鮮半島のハングル記事、1965年基本条約締結を前後しての記事など、古い記事を考察し、『今』の韓国の反日思想の矛盾を浮き彫りにしてみました。「反日」異常事態(2020年9月2日発売)が発売中です。いわゆるK防疫として表出された、韓国の反日思想の本性である『卑日(日本を見下す)』とその虚しさについて主に考察しました。他の拙著についてはここにまとめてあります

サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります