「親日判事を弾劾せよ」請願、約1日半で20万人の同意・・大統領府は相応のコメントを出すことに

例の却下判決を出した判事を弾劾せよとの請願が、9日、20万人の同意を突破しました。わずか1日半でクリアーです。記事によると、今日(10日)午前では26万人を超えている、とも。これで、大統領府は何かのコメントを出さないといけなくなりました。以下、聯合ニュースから部分引用します。

 

<<日本強制徴用被害者の損害賠償訴訟を却下したキム・ヤンホ部長判事を弾劾しなければならないという青瓦台(※韓国大統領府)国民請願が、9日、20万人以上の同意を得て、政府の公式回答対象になった。前日、「反国家・反民族的判決を下したギムヤンホ判事の弾劾を要求します」というタイトルで上がってきたが請願はこの日午前11時頃参加人数が20万人を記録した。請願人は「キム判事が却下判決を下したわけを調べてみると、果たしてこの者が大韓民国国民なのかどうか疑問なほど反国家的・反歴史的内容で溢れている」とし「キム判事を直ちに弾劾措置しなければならない」と主張した。大統領府は20万人以上の同意を得た請願については、担当秘書官や長官・次官などを通じて、公式回答を出すことになっている。先にキム部長判事が裁判長を務めるソウル中央地裁民事合意34部は、7日、強制徴用被害者80人余りが日本企業の16所を相手に起こした損害賠償請求訴訟を却下した・・>>

 

この件、裁判所の労働組合も加勢しました。以下、ネイル新聞から部分引用します。ネイル(『明日』の意味です)新聞は、本ブログではほとんどソースにしませんが、大手ではないものの、れっきとした夕刊紙です。多少は左派支持が強い新聞です。

<<10日午前9時基準で、キム判事弾劾促す嘆願が26万人を超えた。請願人は「反国家、反民族的判決を下した裁判官の弾劾を要求する」という文で・・(※省略します)・・裁判所労組も9日 声明を出し、「韓日協定で入ってきたお金で漢江の奇跡を成し遂げたとか、植民地支配と強制動員の違法性は国内の解釈であるだけだとか、日本や国際社会ではその違法性を認めていないとか、強制動員判決は国際裁判所で敗訴すると国の品格が既存されるとか、対日関係と韓米同盟が毀損される」などの表現に言及し、「大韓民国裁判官という者の口から出てきたとは信じがたい妄言で、歪んで偏狭な歴史観のレベルを超え、反民族的、反国家的、反人倫的哲学所信を濾過せずに露出した」と強く批判した。

裁判所労組は「国際裁判所での敗訴を心配すると言いながら、実際には敗訴する判決を書いていたとは呆れるばかり」とし「様々な収奪に苦しんでいた日帝下の農民たちは、偽りの宣伝と懐柔、脅迫で日本本土の工場や鉱山などに強制動員され、厳格な監視の中にで暴力、体罰、劣悪な環境での重労働や虐待で大勢の人々が命を失った歴史を知っているなら、このような判決を下すことはできなかっただろう」と主張した。「今回の判決がむしろ国格を損傷させる」というのが裁判所労組の主張だ。彼らは「今回の強制徴用被害者の損害賠償請求訴訟却下判決を親日判決と規定して強力糾弾し、控訴審では国民のレベルに合わせた常識的な判決を要求する」と述べた>>

 

もともと、「全員が裁判官を気取っている」社会ですから。キム判事、身の安全が心配になってきました。ただ、昨日もお伝えしましたが、法律関係者・専門家の中には、『匿名』でありながらも、一部の記事を介して、今回の判決を支持する声を出す人たちもいます。最後は「韓国経済」の記事から引用して、終わりにします。

<<・・裁判官が所信に基づいて判決したという理由で、政界まで出て「朝鮮総督府京城裁判所所属裁判官」云々(※与党政治家がそう言いました)するとは、非常に困るものだ。裁判所自体が様々な声を尊重するところでもあるからだ。しかも 3年前の強制徴用被害者に対する最高裁全員合議体の判決も、「かなり国内政治を意識した判決」との批判を受けてきたではないか。ある判事は、「最高裁判決を下級審で覆したという理由で、裁判官が批判されることはあってはならない」とし「法理的に、間違った判決ではない」と強調した。憲法103条には、「裁判官が憲法と良心に基づいて独立して審理するように規定している」と明示されている。過度に裁判所を揺さぶると、世論と政権の顔色ばかり気にするようになり、法的安定性(legal stability)を毀損してしまう事実を、忘れてはならないだろう>>

 

※ (・∀・)ノ この後、久しぶりに「レナスレ」行きます。

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