カンチャンイル大使「(いわゆる)元徴用工訴訟問題の解決法なら12個もある」

カン・チャンイル駐日韓国大使が、いわゆる元徴用工訴訟問題に関する解決法は「少なくとも12個ある」としながら、日本政府に「無条件、(文大統領と)会うべきだ」を話しました。12つも方法があるなら、1つぐらい言ってみてもよさそうなものですが、なぜか具体的には話さなかった、とも。朝日新聞とのインタビューでのことですが、赴任してからしばらく経つし、日韓関係でいろんなことがありましたが、日本側のマスコミがカン大使にインタビューしたのはこれが初めてだそうです。本当に12つも解決法を知っている天才的な外交家なら、とっくにインタビューなどが来て大いに取り上げられているはずですが、妙なこともあるものですね。それはともかく、以下、ソウル新聞から部分引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<カン・チャンイル 日本駐在韓国大使が、11日、朝日新聞との単独インタビューで、韓日間の最大の懸案である徴用訴訟等について「(具体的に)明らかにすることができないが、私が知っているだけでも12種類以上はある」と語った。韓国大使就任後、初めて日本のメディアと公式インタビューしたカン大使は、「韓国側が検討している解決策が何なのか」という質問にこのように答え、「ムン・ジェイン大統領の任期が終了する前に解決すべきだ」と強調した・・

・・カン大使は歴史問題と関連し、韓国側が考えている具体的な方策を明らかにしなかったが、日本側が前提条件を付けずに、まず会話に応えることが重要であると強調した。彼は、歴史問題と関連して文大統領が先に具体的な解決策を出さなければならないとする日本政府の主張に対して「一緒に交渉のテーブルに座って一緒に選択する過程が重要だ」と日本政府の態度の変化を促した。続いて「日本政府が『こんな案を考えている』と伝えると、韓国政府も『それでは国内の被害者の説得が難しい』、『それは実現可能である』というふうに意見交換が可能だと思う」と、何よりも「対話」の必要性を述べた。また、カン大使は、「外交は戦争ではない。片方の100%勝利はありえない」と述べた・・>>

 

外交に100%勝利が無いというのは分かります。その文章だけで見ると、そうです。ですが、これは『国際法違反』という問題であるため、韓国が行うべきことは『国際法違反状態を是正する』ことであり、それまで韓国が日本と一緒に選択する必要はありません。韓国国際法違反を是正できるのは、韓国政府ですから。それっぽいことを言って事の本質を見えなくする、いつもの手口だと見ていいでしょう。私は二択が嫌いな人間です。しかし、法律においてだけは、二択こそが正しい結果だと思っています。合法か、違法かです。それをはっきりしないシステムは、結局は、大勢の人々が苦しむことになります。

他にもカン大使は東京オリンピックに文大統領が訪日することを支持するとしながら、新型コロナ防疫対策のせいで警護など大統領訪日に投入できる人員が限られ、大使館職員たちを動員するしかないとしながら、「韓国大使館職員たちに優先的にワクチン接種をしてほしい」と注文しました。

 

今年1月、カン大使が日本に来る直前、『日本の総理と外相が、カン大使と面会しないというニュースが出ている』という指摘に大使、カン大使はこう答えました。以下、今年1月20日ノーカットニュースからの引用です。

<<・・私が今、良いメッセージを持って(※日本に)行くというのに、会わない理由がないじゃないですか。日本も。だってそうですよね?当然、会うことになりますよ。だって、今回(※新年記者会見など)、大統領も多くことを仰ったではありませんか。また、私を日本大使に任命したこと自体が、韓日関係を正常化させたいという強い意志ではありませんか?

私はいつも主張してきたんですよ。議員連盟会長だった頃から。このような悪いことが起るたびに、正常化されなければならないのは、両国と両国国民に利益になるからなんです。それは韓国政府にも話したし、日本政府にも話しました。だから私を任命した。それ自体が、私は良いメッセージだと思っをよ。また、日本でも多くの方々が韓日関係正常化されることを望んでいます。だから、あまり日本を誤解しないで、日本はそんなセコイ国ではないという話ですよ、私は逆に。マスコミがいたずらを仕掛ているのでしょうね・・>>

 

「良い知らせを持っていく」と言ったものの、それから6ヶ月以上、総理とも外相とも面談できませんでした。さて、6ヶ月も面談できないでいるのに、12つ以上もあるという解決方法のうちの1つも話さないでいるとは。いったいなぜでしょうか。1つか2つぐらいドーンと発表すれば、なかなか注目されるでしょうに。

 

 

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