朝鮮日報、わざわざイギリスに聞いてみる・・「集合写真での首脳の位置は伝統的な儀典によるもので、国の格とは無関係です」

日本側ではすでに掲示板などで指摘された内容ですが・・韓国では、G7での集合写真の件、『イギリスとアメリカの間』というフレーズが結構話題になりました。大統領府の人が直接言った言葉です。どういうものなのか、6月14日のニュース1の記事から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

<<「米バイデンと英ジョンソンの間、事実上のG8を示す・・『この場が大韓民国の今日』(題)」・・G7拡大首脳会議では、議長国であるジョンソン英国首相を中央に、バイデン大統領と文大統領が両側を占めた。12日に行われた記念撮影でも、ジョンソン英首相が最も前列の中央に立ち、右に文大統領が、文大統領の右側にバイデン大統領が立っていた。パク・スヒョン大統領府国民疎通首席は「文在寅大統領の場所が、大韓民国の今日であり、私たちの後世大統領の場所はさらに栄光あるものになると確信する」とし「今回のG7の最も大きな成果の一つ、大韓民国の過去が積み重ねてきた『現在の達成感の確認』と、『未来の自信感への確信だ』と明らかにした・・>>

 

この件でいろいろ議論となり、ついに朝鮮日報がイギリスのG7主催側に質問してしました。結果はこうです。以下、朝鮮日報より引用します

<<文在寅大統領が12日G7首脳会議での団体写真を撮ったとき最前列に立ったのは、韓国の対外的地位とは無関係なことが確認された。本紙は、英国のG7主催者に問い合わせた結果、大統領を最前列に立て、首相は後列に立てる独自の儀典原則によるものだとの返信を受けた。政府は、「一枚の写真で見る大韓民国の位相(※地位)」と広報したが、大統領制の国と内閣制の国の違いがあっただけだ、という意味だ。

今回のG7団体写真で首脳の位置を定めた基準を問う本紙の電子メール問い合わせに対して、英国のG7準備チーム関係者は、「伝統的に英国は国家元首の礼遇をしてきた」とし「大統領を首相より最前列に位置するようにしている」と答えた。普通、国家元首(head of state)とは、国王(king・queen)又は大統領(president)を言い、内閣制を採用した国の首相(prime minister)は国家元首として分類しない。

今回のG7首脳会議に出席した、ゲスト国を含む大統領は、文大統領、米国のジョーバイデン、フランスのエマニュエル・マクロン、南アフリカ共和国のシリル・マラポーサなど4人だけであり、これらはすべて主催者(ボリス・ジョンソン英国首相)と一緒に最前列に立った。したがって主催者と大統領は最前列に立ち、首相は2番目と3番目に立つのが、主催側の儀典原則であった。通常、多国間会議では在任期間が長い首脳を中心にする習慣がある。この基準に照らしてみると、最前列に立っ4人の大統領の中で、2017年に就任した文大統領とマクロン大統領が主催者である英国のジョンソン首相の近くに立ち、2018年に就任したラマポーザ大統領と今年就任したバイデン大統領がより外側に立ったと思われる。

したがって、G7サミットに文大統領がゲストとして招かれたのはかなりの意味を付与すべきだが、団体写真の中の位置は、国力や地位とは無関係だということだ。ヨーロッパで勤務する政府関係者は、「経済規模で世界3位の日本と4位のドイツの首脳が二段目にいるのに、写真の中の位置で国力と地位を論じることは、不自然だ」とした・・>>

 

社会心理に関して、ノースウェスタン大学大学院社会心理学博士 ホ・テギュン(허태균)氏は、著書『どうしちゃって韓国人(어쩌다 한국인)』でこう述べています。「ミッキーマウスが登場したとします。すると、欧米の人たちはミッキーマウスを撮ります。うまく撮れたら、それがそのまま『うまく撮れた』写真です。あとでその写真を見て、ミッキーを見たときの思い出を確かめます。でも、韓国人は、自分の子に『急いでミッキーマウスの前で立って』と言い、ミッキーの前の自分の子を撮ります。それこそが『うまく撮れた写真』だからです。でも、いざその子はミッキーをちゃんと見ていません」。ミッキーと一緒に写真撮る場所でちゃんと順番待ちして撮るなら別にいいけど、ニュアンスからしてそんな類の話ではないみたいですね(笑

ホ・テギュン氏は他にも、韓国の『甲乙問題』もこの『私が主人公だ』とする心理と関係があるとしています。日本も人の職位による序列文化が強いのに韓国とは違う形になっているのは、『主人公』を人に譲ろうとする考えがあるからだ、とも(※手元に本が無いので、ちょっとうろ覚えです)。

 

 

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