韓国、国内での交差接種(1次2次接種を別の種類のワクチンで行うこと)研究結果もまだ出ていない・・医療関係者たちも事前に知らなかった模様

今朝、本ブログでもお伝えした交差接種のことですが・・やはりというか何というか、韓国内の医療関係者たちも事前に本件について聞いていないようです。また、国内での交差接種研究も、研究そのものは行っているものの、結果はまだ出ていないことも分かりました。

前の関連エントリーでも書きましたが、「交差接種そのものを否定する気はないが、『目標達成だけを気にして2次接種分まで1次接種に使ってしまった結果』としての側面が明らかすぎる」こと。6月2日まで交差接種を許容しないとしていた韓国政府および防疫当局は、いまになって急に「交差接種のほうがいい」と話しています・・・と、書きたいことは前のエントリーとほぼ同じです。ソースとしては、珍しく、医療関係者たちの懸念も支持も共に紹介している、「毎日経済」の記事を引用してみます。<< >>が引用部分となります。

 

<<政府がアストラゼネカ(AZ)コロナ19ワクチンで1次接種をした76万人に、ファイザーワクチンでの交差接種を可能にし、少なくない対象者が混乱している。ジョンウンギョン コロナ19予防接種対応推進団長(疾病管理庁長)は、「交差接種がむしろ変異対応など、より良い研究結果があり、ワクチン需給状況を考慮したときの遅延接種より交差接種が良いという専門家の意見を考慮した」と明らかにした。しかし、専門家の間では、意見が分かれている。

キム・ウジュ高麗病院感染内科教授は「臨床でやったとおり、同じワクチンを1・2次接種するのが基本的な原則である。米国も交差接種を許可していない」とし「交差接種は効果の問題ではなく、安全性の問題だ」と述べた。

イ・ジェガプ翰林大学江南聖心病院感染内科教授は、「ドイツ、スペインの研究結果を見ると、抗体の形成は交差接種のほうがよく、異常反応が少し増えても、頭痛など軽いレベル」と「研究を通じて、安全性と有効性に関するデータをもっと集める必要がある」と述べた。オム・ジュンシク 嘉泉大ギル病院教授は「AZワクチンがコロナ19デルタ変異ウイルスに効果が低い事実を考慮すると、ファイザー交差接種で補完できることもある」と述べた・・

 

・・政府が交差接種を取り出した理由は、国際ワクチン共同購入機構「COVAXファシリティ」が今月末に供給する予定だったAZワクチン83万5000回分を7月に延期したからだ。COVAX側が、3月以降にワクチンが供給されていない国に優先配分し、国別の供給スケジュールの変更を知らせてきたのだ。一部では、1次接種の目標を達成するため、2次接種分の需給計画を手抜きに立てたのがブーメランになったという指摘も出ている

政府はこれまで、クロス接種について慎重な立場を固守してきた。現在、カナダ、スウェーデン、ドイツ、フランス、フィンランド、イタリアなどで交差接種を実施しているが、国内の医療関係者100人を対象に行われているクロス接種(1回AZ、2次ファイザー)の研究は、結果がまだ出ていない・・>>

 

こうして読んでみると、やはり医療関係者たちにも「交差接種を許容する」という話は届いていなかったようです。それもそのはず、6月2日の記事でも「政府は交差接種は許容しない」となっていますし・・

韓国日報もまた、表向きには交差接種がもっと良いという側面だけ話しているけど、実はワクチン確保および接種計画に問題があっただけだという趣旨の記事を載せ、<<・・今月末にモデルナワクチン5万6,000回分、7月にヤンセン ワクチン10万回分が確定しているが、比較的少量であり、しかも接種の対象が限定的である。1、2次接種を大規模に進行できるAZやファイザーワクチンの供給スケジュールは、まだ霧の中だ・・(韓国日報より引用>>としています。

記事に書いてある内容の中で、『臨床でやったとおりにやるのが基本だ』という意見にもっとも同意できます。本当に、基本の中の基本ですね。

 

 

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