韓国大統領府が、また「スーパー擁護」を披露しました。朝鮮中央通信(18日)によると、北朝鮮の金正恩委員長が初めて公式対米メッセージを出しました。党中央委員会の総会でのことです。一言で、「朝鮮半島情勢を安定的に管理していくためには、対話にも対決にも準備しておかないといけない。特に、対決はさらに念入りに準備しておかなければならない」です。この部分は「ソウル経済」の記事を参考にしました。実はこれ、大して変わった内容でもありません。前にも「相手が善良に出るならこちらも善、相手が強硬に出るならこちらも強で対応する(『善対善、強対強』)と言ってました。
この件、「さらに念入りに(原文は『さらに隙間なく』)」としているなど、どう見ても『対話したいならするけど、基本は対決』に見えますが・・韓国大統領府には、そう見えなかったようです。ここからはマネートゥデーの記事から引用します。大統領府のパク・スヒョン国民疎通首席秘書官が、MBCやYTNなどに出演して話した内容をまとめたものです。<< ~ >>が引用部分となります。北朝鮮関連は短すぎるので、日本関連部分も合わせて引用します。
<<・・パク首席は金正恩 北朝鮮労働党総書記が党全員会議で「韓半島情勢を安定的に管理していかなければならない。対話にも対決にも準備しておかなければならない」と発言したことで、「会話を強調したものだ」とし、私見を前提としての立場を明らかにした。パク首席は「対決を入れたのは、会話のテーブルが用意された時、より有利な立場を占めるためだと考えている」と述べた。
パク首席は他にもこの日、様々な媒体に出演して文大統領が最近行ってきたG7(主要7カ国)の参加、欧州3カ国(英国、オーストリア、スペイン)訪問の成果を発表した。彼は国の品格の伸長、ワクチン外交などを主な成果として挙げた。パク首席は、特に英国で開かれたG7サミットきっかけ韓日首脳会談が、当初は開かれると予想されたが、最終的には不発で終わったことに「残念だ」と評した。
続いて「韓日間の現実的な問題がたくさんあるが、そのような問題を解決するために質の高い外交努力をするのは当然だ」と両国の関係改善のための日本の努力を促した。パク首席は、日本政府が韓国側独島(※竹島のこと)防衛訓練(東海領土守護訓練)に抗議すると同時に、来月開かれる東京オリンピック広報地図に独島を自国の領土と表記する行動を見せていることについても、日本に対し「品格ある姿勢」重ねて強調した。
一部で、韓国の東京オリンピック参加や文大統領の東京オリンピック訪日に反対する声があることに対しては、「まだそれについては、大統領府が議論や立場を明らかにする時点ではない」と一蹴した。また「政府は、普遍妥当な人類の価値のために常に開かれた姿勢で努力してきた側面がある」とし「今、この問題もそう見ている」と述べた>>
・・人類の普遍的価値観のために努力してきた人たちが『対決にも対話にも準備するけど、対決にさらに準備しておく』という文章を『対話を強調したものだ』と解釈しますかね、普通。
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