韓国の製薬会社が、中国ワクチン(シノファーム)の韓国内生産に合意したと発表しました。ちゃんと技術移転も受けることになった、生産・販売独占契約だ、韓国がワクチンハブになる新しい一歩だ、などと話しています。記事によると「韓国内外での販売」となっていて、ネットでは「韓国内で売る気か」という意見も出ています。よりによって製薬会社の名前がジナイン(漢字支那人の韓国語読み)で、中国の会社ではないのかとも言われていますが、どうやら違うようです。韓国の製薬会社で、一般的には「レンズを作る会社」と知られているそうです。多分ですが、G9(ジナイン)かもしれません。以下、イーデイリーから引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<ジナイン製薬は、中国国営製薬会社であるシノファーム傘下の中国生物技術集団(CNBG)とコロナ19ワクチンの研究開発、生産、登録、および商業化のための合意書を締結したと24日、明らかにした。今回の合意書締結で、ジナイン制約はシノファーム コロナ19ワクチンの国内生産と国内外販売独占権を確保した。ジナイン制約とCNBGはコロナ19ワクチンの研究開発、生産、登録、販売、商業化を共同で推進する。CNBGはワクチン生産のための知的財産権、特許権、ノウハウ、材料を含む技術を移転し、ジナイン制約は、国内ワクチン登録及び緊急使用許可、国内外での販売を担当する・・
・・同社の関係者は、「現在、国内で生産されるコロナウイルスのほとんどは、単純な委託生産だが、ジナイン制約はシノファームワクチンの研究開発技術力などの移転を受け、国内独占生産権を得ており、国内と海外での販売権まで確保した」とし「ジナイン制約とシノファームコロナ19ワクチンパートナーシップを通じて、韓国がアジアはもちろん世界的なワクチン・ハブとして跳躍することに力を添えていく」と説明した。
ジナイン製薬はシノファームワクチンの生産のために、すでに国内の代表的な製薬会社と「ジナインコンソーシアム」を構成した。イリャン薬品、韓国ワクチン、韓国ユニオン制約など多数の国内製薬会社とシノファームのワクチンの生産のための協議を終えた状態だ・・>>
個人的に、別に「やってはいけない」とは思っていません。企業として、将来のための投資を行っただけかもしれません。ただ、大きな流れからして、これが本当に製薬会社だけの判断なのか、そこは気になります。
韓米首脳会談のときから続き、ついには臨床研究結果無しに交差接種までやらないといけなくなったワクチン確保・運用の失敗。「米国は韓国にワクチンを提供して当然なのに、してくれなかった。台湾にだけいいものを送った」とする世論。韓国としては耳を防ぎたくなる、日本の積極的なワクチン外交。G7での予想外の対中牽制。G7翌日に韓国政府が発表した、世界初の「中国ワクチン接種者の入国の際の隔離免除」。そして、今日のニュース。「ワクチンは十分確保している」としている韓国内での販売権まで合意したとは、果たしてどういう意味なのか。同盟という理由で、明らかに特例措置で韓国にワクチンを支援した米国との関係は・・言うまでもないでしょう。
ワクチン関連で書いてきたエントリーの続報・・とまでは言えなくても『外伝』にはなるのではと思って、エントリーしてみました。
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