「なんで国際世論は韓国の味方にならないのか?」

主に雇用などの側面で、日本経済はうまく機能しており、韓国はその日本を見習わないといけないと主張している人がいます。韓国は日本を不況だと言うけど、広い視野でデータを見ると、日本ではなく韓国こそが不況のど真ん中にある、はやく気づかないとマズイ、というのです。早稲田大学校国際学術院パク・サンジュン教授です。まだ安倍政権だったとき、そんな内容の本を出したりしました。そのパク教授が、東亜日報に妙な寄稿文を書きました。韓国からすると「日本は『悪』」なのに、なんで国際世論は韓国の味方をしてくれないのだろう、という皮肉です。以下、東亜日報から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・ここ数年、日本との摩擦が延々と続いているが、ちゃんと解決されたものは無い。日本の輸出規制については、世界貿易機関(WTO)に提訴したと聞いたが、そのパネルは構成されたのか、議論に進展があるのか、続報は全然ない。強制徴用被害者の賠償問題も、最高裁判決が出てから2年が過ぎたが、日本企業の国内資産の現金化は何の知らせも無い(※原文では『差し押さえ』となっていますが、差し押さえは行われています。多分、売却、現金化のことでしょう)現金化するのかしないのか、現金化がそもそもできるのか、何も見えない。

東京オリンピック組織委の公式ホームページに独島(※竹島のこと)が日本の領土と表記されている件は、もっとわからない。すでに2年前に浮上した問題だったのに、いままで何も言わず、オリンピックを目前にして急に話題になった。政界の一部でオリンピックをボイコットしなければならないという話まで出てきた、いつものこと、国内用に終わった。国内で大声を出す以外に、国際オリンピック委員会(IOC)を動かすために何かの努力はしたのだろうか、気になる。このままでは日本の原発汚染水(※福島処理水)の海洋放流も防ぐこともできそうにないが、国際世論はなぜ我々の味方ではないのだろうか?

 

このすべての摩擦の原因が日本にあり、日本が「悪の軸」だと仮定しても、それなら我々にはその日本に対処できる案が無ければ話にならないじゃないか。そんな案を用意するためには、まず日本という国の、そして韓日をめぐる国際情勢を理解する必要がある。しかし、私たちが今の日本を、どれだけ正確に知っているのだろうか。ちゃんと知っているなら、対日政策がなぜこんなに漂流するばかりだろうか?

日本は韓国人が最も多く訪れた外国であり、インターネットには日本に関する記事や情報が溢れている。逆に、そのため、日本をよく知っていると勘違いしているだけではないのか?(※秀吉の朝鮮出兵のときに)倭寇の情報だけを頼りに日本軍を相手する戦略を絞って負けた朝鮮の武将のように、今の私たちも、古い情報、偏向した視覚だけで、日本を相手する戦略を組んでいるのではないだろうか。日本はまだ私たちがよく分からない国だということを認めることが、対日政策をきちんと立てる第一歩になるだろう>>

 

私の心が曇っているだけかもしれませんが、「韓国が『悪』としている日本は、実際の日本なのか。知ったかぶりの情報で歪まれている日本を持ち出して騒いでも、本当は国内用で、国際世論は全然味方してくれないじゃないか」、そんな内容に見えました。もしそうなら、『そんな内容を、ここまで迂回的に書かないといけない』ことこそが、全てでしょう。

「知らないでいる」ではありません。知っては困るのです。「解決できないでいる」ではありません。解決されては困るのです。だから、条約や合意などは邪魔でしかないわけです。それが、韓国のいつものやり方です。

 

 

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