文大統領が訪日しようとする理由は、「来年二月の北京冬季オリンピックに、自然な形で参席するため」か

FNN、産経新聞に掲載された「韓国が『会談が・・したいです・・』と言ってきた(意訳です)」という記事、あっさり日本からも韓国からも否定されました。一応続報ということで、記事投稿時間でも最新で、日韓両方からの情報をまとめた朝鮮日報の記事を紹介します。特徴的なのは、「もし訪日が実現しても、多分、菅総理はちゃんとした会談に応じてくれない」とする内容です。昨日、本件に関するいくつかの記事は、日韓ともに「訪日が実現すれば、菅総理も首脳会談をしないわけにもいかない」という内容でしたが、朝鮮日報の取材では、そんな簡単な状況ではない、と。

また、文大統領が東京オリンピックに参席しようとするのは、来年2月の北京に参席するため(形をよくするため)、という主張も出ています。日米の親密な関係、米中の対立を考えると、文大統領としてもマズイからでしょう。万が一にも「東京に参席しなかったのに北京に参席するのか?」と言われると、さすがにムーンとなりますから。これが唯一の理由ではないでしょうけど、なかなかいい指摘だ、と思いました。以下、朝鮮日報の記事から引用します<<>>が引用部分となります。

 

<<日本の産経新聞は6日、「韓国政府が日本側に23日に開幕する東京オリンピックに合わせて文在寅大統領が訪日する意向を伝えた」とし「訪日が実現すれば、菅義偉総理が首脳会談を行う予定だ」と報道した。これに対して、韓国大統領府は「決まっていることは何もない」とし、日本政府は「訪日するという通知は無かった」とした。どちらも、報道を否定した形だが、文大統領の訪日の可能性そのものを否定はしなかった。

文大統領の訪日については、大統領府内部でも意見が分かれている。当初、文大統領の東京オリンピック参加に対してこれといった異論は無かったが、先月G7(主要7カ国)首脳会議を契機に推進していた韓日首脳会談が失敗に終わった裏で、訪日反対意見が多くなったことが分かった。李在明 京畿道知事、李洛淵、丁世均 元首相をはじめとする与党の大統領選候補たちは、東京オリンピック不参加を主張している。

 

来日に賛成する参謀たちは、「韓日関係が難しいが、安倍晋三前総理の2018年平昌冬季オリンピック参加のお礼というレベルでも、文大統領が東京オリンピックに参加するのが正しい」という論理を展開している。与党側の関係者は「文大統領は、来年2月の北京オリンピックを、南北と米朝対話の再起動の最後のチャンスと見ている」と「東京オリンピックに参加せず、北京にだけ行くのは、形が思わしくない」とした

現在、大統領の訪日を置いて交渉中の韓日は、両国首脳の接触レベルを置いても意見の差が大きいままだ。韓国側は「文大統領の最初の訪日であるだけに、必ず首脳会談をしないといけない」という立場だが、日本側は「慰安婦、徴用など過去史問題の解決策なしで会談することはできない」という立場であることが分かった。外交消息筋は、「文大統領の訪日が実現できたとしても、略式会談以上を期待するのは困難な状況だ」とした>>

 

この前まで「北朝鮮から(誰かえらい人が)来るだろうから」という理由で東京オリンピック参席を希望していた文在寅大統領。いまは「北京に参席しても怒られないように」するために、東京オリンピックに参席しようとしています。思わしくない意味で、面白いですね。

しかし、昨日の日本側の記事で「訪日するなら首脳会談も」という部分は多少違和感がありましたが(それで会談するぐらいならG7でやったはずでは?と思いました)、今回の記事では「スタンスは何も変わっていない」ようです。無難に、国務総理などが参加すればいいじゃないでしょうか。

 

 

※次の更新は午後となります※

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