文大統領の訪日についての分析、賛成も反対もおかしい・・賛成「私たちは日本と違って道理を守る」/反対「日本には『仲良くしよう』と言っても無駄だ」

文大統領の訪日について、様々な主張、分析が出ています。行くべきか、行かないほうがいいのか、意見も分かれています。少なくとも本エントリーで紹介する「ニュース1」の記事は、韓国側の記事にしては珍しく賛成・反対の分析を同時に載せていますが、賛成も反対も、どこかズレています。賛成は『私たちは日本と違って道理を守る』、反対は『日本には仲良くしようと言っても無駄だ』です。そのどちらにも、「韓国の国際法違反状態」に関する内容(原因が韓国側にある)は一切ありません。以下、ニュース1から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・文大統領の訪日に反対する意見、私たちが先に、いわゆる「物乞い外交」とされるかもしれない選択をする必要はないと指摘する。また、国民世論も反対が多く、もし文大統領が「手ぶらで帰国」した場合、今後、政治的にむしろ苦しい状況になると分析する。ジン・チャンス世宗研究所日本研究センター長は、「スポーツの部分だけを考えると、大統領がオリンピックに出席するのが正しい」と言いながらも「しかし、悪化した韓日関係を考慮して、関係改善まで考えた場合、これといって得られるものは無い。その場合、大統領が参加すべきでない」と述べた。ジン所長は「私たちが先に『仲良くしましょう』と言えば日本も誠意を見せてくれるだろう」とする考えは、あまりにも日本を知らないものだ」とし「むしろ、今後の関係がさらに悪化することもある」とした。

 

ドア大統領の訪日が、必ずしも否定的な要素だけではない「慎重論」もある。過去2018年の平昌冬季オリンピック当時の安倍晋三首相の訪韓の答礼訪問にすることで、「日本と違って、私たちは道理を守る」というメッセージを内外に発信することができるという観測である。また、2022年2月に北京冬季五輪に文ドア大統領が出席をする場合には、「東京は行かなかったのに、北京には行くのか」という論争を事前に防ぐことができる効果もある。特に北京オリンピックは、北朝鮮選手団の参加と北朝鮮高官が中国を訪問する可能性が高いとされる。

これと共に「遠くて近い国」という慣用句があるだけに、過去の歴史は解決しなければならない課題だが、米中覇権競争構図、北朝鮮問題などを考慮すると、韓日は「協力の空間」も模索しなければならない状況であることを忘れてはならないという指摘もある・・>>

 

いや、いつ「先に仲良くしよう」と言ったのでしょうか。大統領含めて韓国側が「国際法」ではなくあいまいなもの(品格がどうとか未来がどうとか)を適当に言いだして、あとになって「手を差し伸べたのに日本は無視した」という記事が載る・・そんなパターンななら何度も見たことがありますが。かろうじて分かるのは最後の北朝鮮問題での協力に関する部分ですが、それなら訪日より韓米軍事演習の正常化を考えたほうがもっと建設的かもしれません。

個人的に、大統領府が先に『成果が予想される首脳会談』を訪日の条件として公言したのがもっとも大きなミスだったと思います。匿名情報などにして適当に流すならともかく、大統領府が公言しましたから。

 

 

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