一つ前のエントリーに、間違いがありました。上書きという意味で新しく更新します。いわゆるK防疫が「185万人分で352万人の予約を受け付けた」とお伝えしましたが、どうやら規模が全然違うようです。別に前のエントリーの数字に間違いがあったわけではありませんが、詳しくは「在庫40万人分で、732万人分の予約プランを実施した」でした。さすがに、予約できた185万人はワクチンの確保が出来ているのだろうと思いましたが、そうでもなかった、というオチ(落ち?)です。
韓国の接種計画ですが、7月の接種予約対象の中で、モデルナ接種対象となっているのは主に50代の人たちです。55~59歳は昨日(7月12日)から予約開始で、7月26日から接種を始めるとなっています。昨日の騒ぎで、19日まで予約を中断しています。50~54歳は19日から予約が始まり、8月9日から接種が始まる予定です。その対象になる50代(50~59歳)は、742万人。ですが、いま韓国にあるモデルナワクチンは、ソース記事によると80万7千回分です。記事によっては78万回分、とも(個人的に、80万回分にはならないと見ています)。
言い換えれば、もし追加でワクチンが確保できないと、昨日予約できた185万人のうち、100万人以上は、1次接種すらできなく(予約取り消しまたは接種延期に)なります。いままでは「2次接種分まで使ってしまったのか」と指摘されてきたK防疫ですが、1次とか2次とかの問題ではなく、「次の接種対象者たちの分まで」使っていたとも言えるでしょう。「これから入ってくるから」ということですが、いままで韓国防疫当局は何度も『日程(にってい)のせい』としてきたので、今回は本当に手に入るのか、疑問の声が上がっています。以下、引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<・・(※昨日の騒ぎをまとめたあとに)防疫当局は、事前に予定されて物量が尽きると予約を中断するとは言わなかった。この日の事前予約対象である50代後半の国民は、352万人。この日の事前予約は、『計画とおり確保されるであろう』185万人分の先着順だったわけだ。しかも、病気管理庁によると、現在、国内に残っているモデルナワクチンは、80万7000個(※直訳ですが、「80万7千回分」だと思われます。記事の見出しにも『回』となっています)。
事前予約対象50代後半の人口の4分の1にもならず、全体の50代の人口(732万人)の10分の1でしかない。鄭 庁長はこの日、「週単位でのワクチンが入ってくる」としたが、今月末までに追加でワクチンが手に入らなかった場合は、今回事前予約に成功した人のうち、100万人は接種できなくなる。
政府は、今月中に追加で入ってくる物量を予想して、事前予約を受けつけたが、申請者が殺到し、あっという間に底をついたと説明した。当局は、今回の予約に失敗した167万人に対して、来月2〜7日から接種を受ける日程で19日から受け付けを再開する方針だ。しかし、物量供給が難しかった場合、今回のように接種スケジュールが再び崩れる可能性がある。今月19〜24日から事前予約を受けつける50代前半も、事情は同じだ。
さらに、この日の接種中断事態は、文在寅大統領が大統領府で主宰した「コロナ19対応首都圏特別防疫点検会議」の直後に起きた。文大統領は同日の会議で、「ワクチン接種にさらに速度を出す」とし「導入されるワクチンの量を可能な限り効率的に活用して接種時期を早める」と述べた。文大統領は5月コロナ19対応の特別防疫点検会議でも「ワクチンの導入と接種は、当初の計画以上にスムーズに進行している」と述べた。・・(朝鮮BIZ)>>
今回の件で、国民の間には「ワクチン接種は(事前に先着順と言われなくても)先着順だ」という認識が広がっているという指摘もあります。東亜日報はこの件で、『国民は、夜中にパソコンの前でマウスをクリックしまくるしかない』と皮肉っています。
<<・・ワクチンが不足しているせいで、数十万人の国民がコンピュータの前に座ってマウスをクリックしまくる状況が、夜ごとに繰り返されているわけだ。ワクチン接種が受けられないという不安は、2022年度の大学修学能力試験(※韓国のセンター試験のようなもの)のための9月模擬評価の志願者数からも確認される。12日、教育部によると、その模擬評価を受けた卒業生志願者は10万9192人で、直前の7万8060人より3万1132人も増えた。受験者にはファイザーワクチン優先接種券を与えることになったので、修能とは関係ない志願者が少なくないと見られる・・(東亜日報)>>
11日の韓国のワクチン接種者数は、1次470人、2次1103人でした。
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