言葉の変化? 記者の質問に 米国務省は竹島問題で「日米韓協力」に言及せず、韓日議員連盟会長は「日本との関係改善」に言及せず

米国務省のブリーフィングで、記者から「日本防衛白書の竹島関連記述についてどう思いますか」という質問がありました。今回だけでなく、よくある質問です。ただ、その際に米国側はいくつかのフレーズを組み合わせて答えました。『日韓で解決する問題』『日米韓協力は重要』などです。3月に同じ趣旨の質問があったときにも、米国側はそう答えました。ですが、今回は『日米韓協力は重要だ』との内容が無かった、とのことです。国務省としては、こんな問題については、事前に用意したマニュアル的に答える必要があります。そのマニュアルに何か変化があったのでしょうか。他にも、日本を訪れた韓日議員連盟が『関係改善』を言わず、『現状維持』を言った、とのことです。こちらもまた、マニュアルに何か変化があったのでしょうか。二つの記事から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<米国国務省は13日、東京オリンピックを控えて日本政府が防衛白書で独島(※竹島のこと)領有権の主張を繰り返したことについて、「韓国と日本がこの問題を平和的に解決しなければならない」と原論的立場を明らかにした。また「米国はリアンクール岩(Liancourt Rocks)主権についての立場を取っていない」とした。

アメリカは独島問題と関連して韓日どちらの味方にもならないという従来の立場を繰り返したものである。リアンクール岩は1849年、独島を発見したフランスの船の名前からきた名称で、中立の意味を込めて使う表現である。国務省は3月末、日本が高校教科書に独島領有権の主張を強化したとき、韓米日協力が重要だとし韓日間の解決を促したが、今回は3国間の協力についての言及はなかった。米国のバイデン大統領政権は3カ国の協力を強調しているが、日本側の頑強な姿勢でリーダーシップを適切に発揮できないでいる。先月、英国で開かれた主要7カ国(G7)首脳会議きっかけに文在寅大統領、バイデン大統領、菅義偉首相が韓米日3カ国首脳会議を開くという観測もあったが、最終的に実現されなかった・・

・・一方、バイデン大統領の夫人ジル・バイデン氏が東京オリンピックの開会式に米国代表団を率いて参加するとホワイトハウスが発表した。ジル夫人が大統領夫人になってから初の単独外国訪問だ。米国大統領が外国で開かれるオリンピックに参加したのは、2008年の北京オリンピック当時のジョージ・W・ブッシュ大統領が初めてだったと、米NBC放送が報道した・・・(世界日報より>>

 

 

<<韓日議員連盟会長キム・ジンピョ 共に民主党議員はこの日、成田空港に到着した後、取材陣に会った場で、東京オリンピックを契機に文大統領と菅義偉首相の首脳会談開催問題をめぐり「両国の外交当局間で協議が進行中だと聞いている」と述べた。キム議員は、議会外交次元で韓日首脳会談の問題を取り上げるのかについて、「政治はすべての問題を扱うため、日本の議員たちとの会話の過程でそのような話が出てくると、私たちも意見を話したい」とした。

キム議員はこの日の午後4時から、日本の参議院会館で開かれた合同幹事会議に出席し、慰安婦と徴用労働者、輸出規制、福島の汚染水など韓日関係の懸案を取り上げた後、会話で解くことができるものからまず解決しようと提案した。また「外交の基本は現状維持」とし「両国関係がさらに悪くないように管理しなければならない」と強調した

「現状維持」に言及したのは、日本の独島領有権主張挑発、徴用と慰安婦賠償判決をめぐる日本側の高圧的な外交などで対話局面の組成が非常に難しいという点を、迂回的に示唆したものである・・(ファイナンシャルニュースより)>>

 

 

題のほうが分かりやすいかもしれません。前者は「度が過ぎた日本の挑発にも・・『米国は平和的解決を』」で、後者は「現状維持だけでも・・議会外交は稼働できたものの」です。

さて、まだなんとも言えない段階ではありますが、日本側から韓国に関するいくつかの表現、「価値観を共有」とか、「もっとも重要な隣国」とか、それが次々と消えていった頃とオーバーラップするのは、気のせいでしょうか。少なくとも、ある程度の方向性を垣間見ることもできそうですが。

 

 

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