毎日経済という韓国紙が、例の李舜臣横断幕のことで「オリンピック精神を知らないバカバカしいもの」とする記事を載せました。毎日経済は韓国の日刊紙で、ケーブルテレビ局「MBN」などを所有しています。
内容はさほど、日本側としては、目新しいものでもありませんし、引用部分にはありませんが、妙な文章もいくつかあります。例えば、文大統領のオリンピック訪日を「日本に恩着せがましくできる、親しいふりができるチャンスだったのに、行っても行かなくても損をする状態になった」などです(※『ふり』としているなど、皮肉ってるようにも見えます)。
それでも紹介する理由は、まず韓国側の記事としては絶滅危惧種であること。そして、文政府の日本関連外交をうまく要約しているからです。「日本に対してすぐ怒って、怒ってから和解しようと言って、和解しようと言ったのになんで誠意ある反応をしないのかとまた怒る」です。以下、毎日経済から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<大韓体育会が東京オリンピック選手村に掲げた「李舜臣将軍」の横断幕を17日 撤去した。国際オリンピック委員会(IOC)が五輪憲章50条違反を理由に韓国選手団に撤去を依頼したからだ。オリンピック憲章50条は、オリンピック期間政治的・宗教的・人種的宣伝を許さないと明示している。恥ずかしい。韓国選手団は、オリンピックを政治化してしまった・・
・・東京オリンピック組織委員会が独島(※竹島)を日本領土と表記したことが、横断幕の名分にはなれない。日本は今までも独島を自分の領土だと主張してきた。それを急に表記しないと、独島を放棄したと思われるだろうに、そんなことをするわけがないだろう。この問題は、オリンピックとは関係がない。オリンピックが終わった後、外交的に対応する問題だ。外交とオリンピックも区分できない国は軽い。軽すぎる・・
・・韓国外交部は11日、日本政府が自国のマスコミに、大統領訪日と関連した「言論プレー(※マスコミ利用)」をしていると警告した。訪日協議をしてきたのは事実だが、適切な格式が調整できないなら行かないし、日本の立場と視点からの一方的に情報がマスコミに流出しているというのだ。このような雰囲気なら、大統領が日本に行ったところで「ありがとう」が聞けるはずがないだろう。もちろん、日本は表向きでは「ありがとう」と言うだろう。でも、本当は何を考えているだろうか、明らかだ。お互い『溜まる』のが増えるだけだ。
だからといって、訪日しないわけにもいかない。平昌冬季五輪の時、安倍総理は韓国に来た。過程はどうであれ、答礼訪問をしなければ、その欠礼の責任は韓国に返ってくる。非答礼訪問は、無茶苦茶になっている韓日関係を対外万国に確認させる最も確実な道となろう・・
・・この政府は、韓国の中では、日本を相手に何かあればすぐ怒って竹槍歌を歌ってきたが、外交においては、日本に首脳会談を乞う「乙(※弱者、下の立場の者)」である。いつからか、日韓関係正常化を切望するのは、主に韓国政府だ。日本は静かだ。怒って、和解を要請し、その和解要求に誠意をもって答えてくれないとまた怒る。これのどこが外交だ。
韓国選手団はオリンピック精神に違反した横断幕にIOCからの警告を暗い、韓国大統領は行っても行かなくても損をする訪日で悩んでいる。私は、こんな韓国を実にバカバカしく思う>>
「手を差し伸べたのになんで掴まないのか」と怒ることを韓国外交から外すなら、他には何も残らなくなるのでは・・な気もしますが。他はともかく、オリンピック精神について考える記事が一握りでも残っているのは、望ましいことです。といっても、どうせまた似たようなことが再発するでしょうけど。
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