自信無いけど、魔が差して訳してみました。原文はイギリスの「ガーディアン」です。<<~>>が引用部分となります。
<<東京オリンピック開会式:苦悩と哀悼の念が、輝く祭典に花咲く・・・無観客で象徴される、苦労、意味のある失敗(※1)、そして勝利をテーマとする、繊細で洗練された開会式である
遅れて開催された東京五輪の開会式は、昨年の苦しみから目をそらして笑って踊るショーではなく、喪失と哀悼をテーマにした、ある種の、3時間の瞑想でした。それは、小さく始まり、開会式として知られる文化的祭典らしく大きく華やかに花咲く瞬間を捉えましたが、賢明にもショーマンシップは節度あって制御されたものでした。
最初は、まるで喪失と苦労の舞台劇でした。ランニングマシーンを走るアスリート、エアロバイクで汗を流すナース、そしてローイングマシンで汗を流す3人目のパフォーマー。東京の新国立競技場のステージの端にいる彼らは、まるで孤独なアンカーのようでしたが、その後、ダンサーたちが加わり、雰囲気を盛り上げました。メッセージは明確です。花火や華やかさではなく(後でこれらも出てきますが)、努力して、発展のための失敗をして、困難を乗り越えるためのオリンピックなのです。
Mirai Moriyamaが、白い布が渦巻く詩的な動きで、嘆きのようなダンスを展開する間、オリンピック旗は、社会になくてはならない労働者たちによって運ばれました。そして、世界のCOVID犠牲者たちへの黙祷が行われ、私たちはいまの悲しい現実を突きつけられます。
無観客の開会式には、オリンピックの競争精神を盛り込むことができないのでしょうか?昨年のオンラインステージの成功は、「できる」と示唆してくれます。開会式には、ジル・バイデン氏やエマニュエル・マクロン氏を含む約1,000人の観客がいました。スタジアムの収容人数が68,000人であることを考えると、少ない数ですが、不在には力(※2)があり、空席には強力な象徴性がありました。
とても良い意味で、抑制された3時間でした。クリエイティブ・ディレクターの元漫才師のKentaro Kobayashi氏は、(1990年代にホロコーストをネタにした漫才の問題で)前夜に解雇されましたが、彼の芸術的な演出には計り知れない感性とスタイルがありました。比較的大人しい振り付けでありながら、洗練された正確さに満ちており、日の丸を連想させる白と赤のエレガントな配色など、全てにはミニマリズムの精神がありました。
開会式の前から、テクノロジーやビデオゲーム関連のものが出てくると噂されていましたが、それは各国のパレードのときに出てきました。アートが披露されるのではないかと言われていました。各スポーツイベントを面白おかしく表現するショーや、お笑い芸人の劇団ひとりさんが舞台袖のコントロールルームで演じた映像をスタジアムのスクリーンに映し出すという独創的なビジュアル劇も。
唯一の問題は、ジョン・レノンの曲「イマジン」のオーケストラ演奏で、ステージから有名歌手(ジョン・レジェンドやキース・アーバンなど)のポップビデオ風のスタジオショットに切り替わるという、安っぽさの問題でしたが、幸いにも、そう長くありませんでした。
大きくなっていくにつれ、息を呑むようになりました。体内の仕組みを表現したゴムバンドとイルミネーションを使ったダンスは、赤い光の壮大な川となり、スタジアムに流れました。1,800個の青と白のドローンを使った球体は、頭上に浮かぶ、輝く小さな地球のようでした。青は、日本では「精製された上品さと洗練さ」を表す色だと、Clare Balding氏がBBCの解説で教えてくれました。それは、この夜すべての本質を表しているのかもしれません。Kengo Kuma氏がデザインしたスタジアムの目玉である富士山の模型は、大坂なおみ選手が点火すると、噴火するかのようにオリンピック聖火台に変身しました。これもまた素晴らしい瞬間でした。
このように、観客が立ち上がってウェーブを作ることも無かったし、アスリートとのハグも、これ見てください的なものもありませんでした。東京は世界の雰囲気に合わせて、「『少ない』は、『多い』より良くなれる(※3)」を示してくれたのです>>
(※1 )原文では「fail better」。「Ever tried. Ever failed. No matter. Try Again. Fail again. Fail better」で、失敗を繰り返しても、前より良くなっていくから失敗を恐れることはないという意味 / (※2)今持っていないもの、近くにいない人を思い浮かべることで得られる力もある、などの意味 / (※3)「less is more」、余計なものが無いほうがもっと良くなれる、少ないほうが豊かになれる、などの意味
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