韓国紙、日本チームの善戦に「1988年ソウルオリンピックで日本が味わった屈辱のおかげだ」

日本チームが見せているオリンピック精神に基づく(ココ重要)善戦が、多くの感動を与えてくれています。ただ、「転んでもただでは起き上がらない」という言葉もありますが・・韓国では今でもネガティブ記事一色です。中でもユニーク(思わしくない意味で)なものが、「それは報奨賞金のおかげで、日本がそこまでするようになったのはソウルオリンピックでの屈辱のおかげだ」とする記事でした。韓国経済の記事から引用します。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・日本代表チームの善戦は、日本政府の全面的な支援無しには説明が難しい。日本のスポーツ庁は2021年度オリンピック選手強化予算を103億円(1079億ウォン)、2015年より40%増やした。オリンピック選手強化予算は、各競技団体に分配されて、海外遠征経費と競技力強化のための合宿に使用される。これは、英国の成功事例を模倣した制度だ。 2012年ロンドンオリンピックを誘致し、英国は開催国の名誉を守るために徹底した成果主義に立脚した投資を実施した。メダルを取る可能性が高い種目に資金を集中的に運転する方式であった。このような投資方法のおかげで、英国は、2012年のロンドン五輪で金メダル29個、世界3位を占めた。 4年後リオ オリンピックでは27個の金メダルを獲得し、総合2位に上がった。英国の投資方式を真似した日本政府も、メダル獲得の可能性が高い種目を「Sランク」と「Aランク」に分け差分支援する。 Sランク銘柄は30%、A等級銘柄は20%ずつの選手強化予算を受け取る・・

 

・・韓国は金メダルを取れば報奨金6000万ウォンと生涯毎月100万ウォンの年金を受ける。男子選手たちは軍服務免除も与えられる。日本の報奨金制度は、韓国に比べると大きいとは言えないが、日本が五輪メダリストを金銭的に支援した歴史自体が意外と短い。日本のスポーツ界の根強いアマチュアリズムの伝統である。タニカマヒロノリ東洋大学教授は読売新聞に「日本の近代スポーツは明治時代以降、学校教育の一環として発達してきたため、試合の関係者はアマチュアリズムを信奉した」と述べた。

オリンピックをアマチュア選手の祭典だと思っていた日本のスポーツ界が変わったきっかけは、1988年のソウルオリンピックで経験した屈辱だ。ソウルオリンピックで、日本は14個のメダルを取るにとどまった。開催国の利点を生かし、総合4位を占めた韓国(33)はもちろん、中国(28)に比べてもメダルの数が半分に過ぎなかった。

1964年の東京オリンピックの成功の後、20年の間、アジアのスポーツ最強国を自任してきた日本としてはプライドを完全にへし折られた大会だった。日本のメディアは、韓国と中国の報奨金制度を例にあげて、「スポーツ界に積極的に資金を投入しなければならない」と主張した・・>>

 

時系列がおかしい気もします。ソウルオリンピックは1988年で、日本が手本にしたというイギリスの話は2012年。少なくとも2021年の話をするなら、1988年よりは2012年イギリスの方でしょう。それに、兵役免除を含め、韓国のほうがまだまだ大きな報奨をしています。でも、2020東京オリンピックでの韓国チームの目標は、金メダル7~10個です。この時点で「報奨で何とかなる問題ではない」というのを韓国チーム自ら証明している気もします。前にも同じ趣旨を書いたことがありますが、「なんでも『韓国が日本に与えた』としないと気がすまない」というインフェリアコンプレックスの発現でしょうか。

 

スポーツなどで活躍した人に報奨(褒賞)するのは良いことだと思います。でも、何より重要なのは、礼で始まって礼で終わるべきものが、お礼(金)で始まってお礼(金)で終わったら、それほど見苦しいこともないでしょう。

ツイッターにも書いたことですが、「何も競わないことが平和ではない。出来る限り競い合い、結果が出た後にお互いが尊重し合うのが平和である。試合後にお互い挨拶する選手たちを見ていると、そう思わずにはいられません」。いままでこれを示してくれたのは日本チームであり、韓国チームではありませんでした。

 

 

 

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