韓国警察、市民団体の告発で相馬公使を立件、捜査開始・・法律的に不自然な部分ばかり

市民団体が相馬公使を侮辱罪・名誉毀損罪で告発し、韓国警察が捜査を開始しました。いつものことですが、いろいろと無茶をしています。特に、この件により、当事者である文在寅大統領は「相馬公使の処罰を望むのかどうか」を明らかにしないといけなくなった、とのことでして。なぜそうなるのかなど、以下、「ペン アンド マイク」から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・警察は28日、相馬公使の件を前日(27日)、ソウル特別市警察庁反腐敗・公共犯罪捜査隊に配当した。相馬公使は15日、国内の総合編成チャンネルJTBC取材陣との非公開面談の席で、文在寅大統領を指して「◯スターベーション(masturbation)している」と述べたことがあり、ある市民団体が相馬公使の該当発言を問題だとして刑法上侮辱と名誉毀損の疑いで刑事告発して出たからである。

警察が相馬弘尙公使に対する告発を立件したが、国際法上、外国に駐在する外交官は免責特権が適用されるため、もし相馬公使の疑いが立証されたとしても相馬工事の処罰は事実上不可能だという指摘が出ている。まず、「名誉毀損」の疑いの部分を見てみると、刑法上の名誉毀損罪は「事実か虚偽事実を公然と摘示することにより、他人の名誉を毀損すること」を犯罪の構成要件にているが、相馬公使の該当発言は文在寅政府の対日外交姿勢に対する「評価」に該当するのであって、「文在寅大統領が実際にマスター◯ーションをしたか、しなかったか」という事実関係を論じたものではない。実際、事実または虚偽事実の摘示ではない「意見陳述」または「評価」は、名誉毀損罪の適用対象にはならないという国内の判例もある。

相馬公使が使った表現「マスターベー◯ョン」はもともと手淫(手を使った自◯行為)をいう。ここから派生した意味として、「自分を合理化する」という意味も一緒に使われている。日本国内の権威ある辞典の1つ「大辭林」でこの単語を調べてみると、「(比喩的に)自己満足を得るための行為」を意味するとの説明も載っている。

「マスターベーション」という語彙選択を置いて、国内の複数のメディアは、「相馬公使が性的表現を使用した」というふうに、相馬公使の表現に問題があると報道している。相馬公使は、文在寅政府の対日外交姿勢を比喩的に批判するために、問題の表現を使用したと思われる。この場合、相馬公使の該当発言が「性的だった」と評価することは適切ではない。

また、JTBC取材陣との「非公開面談(※オフ・ザ・レコード、この件は前にもエントリーしたことがあります)」の席での発言だっただけに、「公然と」摘示したのかの部分が認められる可能性もほとんど無い。「侮辱」の疑いに関する部分でも、相馬公使の該当発言が「自己満足」(※などの派生した意味)と見た場合、犯罪の成立はほぼ不可能である。

 

一方、警察は相馬公使を相手に免責特権放棄の意思を確認する一方、文大統領側にも相馬公使に対する処罰意思があるかを確認すると発表した。侮辱罪は親告罪(被害当事者が訴えないと処罰できない罪)であり、名誉毀損罪は反意思不罰罪(被害当事者が処罰を望まないと、処罰ができない)ため、当事者である文大統領が「告訴の意思なし」または「処罰の意思なし」の意見を明らかにすれば、件の進行は不可能なためである。一部では、法律上の要件が備わっていない事件であり、警察が「却下」せずに立件したこと自体が問題だという指摘も出ている・・>>

 

相馬公使が免責特権を放棄することはまず無いでしょうけど、文在寅大統領はどうするのでしょうか。何かの発表が無くても、もし韓国警察がこの件の捜査を続けるなら、それは文大統領が処罰意思を明らかにした、という意味になるでしょう。

 

 

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