元朝鮮日報記者「世界には東京オリンピックを褒める声もある。ネット大国 韓国の人たちは、なぜそれを知ろうとしないのか」

朝鮮日報記者出身で、「スカイ デイリー」などのネットメディアにコラムを連載しているイ・ヒョクジェ氏の寄稿文を紹介します。韓国では東京オリンピックが悪評ばかりだと思っているけど、実はそうではなく、韓国人は『精神健康のためには』読まないほうがいいニュースも多い、という内容です。今朝にも似たような内容の記事を1つ紹介してせっかく溜めたクモリエネルギーが減ってしまいましたが、イさんはそれとはまた別の部分を指摘しています。「インターネット大国とか言いつつ、誰も『井の外』について調べようとしない。だから、マスコミも『好きに書いてもバレないだろう』と思っている」、と。以下、スカイデイリーから引用してみます<<>>が引用部分となります。

 

<<・・韓国のメディアが「これはフェイクニュースだ」としながらちゃんと伝えてくれないからだろうか。私たちは、外の世界が東京オリンピックについてどう言っているのか、知らないでいる。外の世界が私たちについてどう言っているのかについても、知らないでいる。だから、オリンピックと関連し、また私たちに対して、『井戸の外』が何を騒いでいるのか書いてみたいと思う。私たちが読んでいるニュースとは違って、東京オリンピックを賞賛する声もある。筆者は親日派でもなく、読者が衝撃を受けるかもしれないので、あまり親日っぽくないものだけ、極端でないニュースだけにしておこう。

今井戸の外では、オリンピック取材チームで・・(※世界各国の取材陣及び選手たちが日本のインフラを高く評価し、東京オリンピックに感謝を示し、誤解もあるけどお互い配慮して解決し、各地の練習場所で選手たちと現地の日本人との交流が話題になり、オモテナシを褒める声が多く、開催前には批判的だった外国のメディアも「優雅、質素、精密」などと東京オリンピックを褒めている、という内容の後に)・・井戸の外では、韓国についても述べている。

 

インターネット強国である韓国なら、調べて知ることも十分できるだろう、そんなニュースだ。ところが、誰もそんなニュースは見ない。だから、公営放送も、「彼らは知らないだろう(※何を言っても、井の外の人たちは知らないだろう)」と、無理して無視しようとする。私たちの言うことを、外国は気にしないだろう、と思っているようだ。世界は一つになったて、開かれていて、殆どのニュースはすぐ知られる。なぜ私たちは、私たちの言ったことを、韓国の外では知らないだろうと信じて、何も考えずに言葉を発するのだろうか。

外国で私たちをなんと言っているのか、こちらも「穏健な」ニュースを中心に見てみよう。「レイムダックのムン・ジェイン大統領の支持率が上がっている。政治・外交・経済など全てにおいて良いことないのに支持率が上がった背景には、異常に高い反日感情の利用がある」。外国では、私たちの動きを全部見ている。オリンピック開幕式と関連し、「歴史上最も不運なトーチ」「最もみすぼらしい開幕式」「歓声がない開幕式」「不安・懸念のオリンピック」など、国内新聞が報道した記事も、一斉に地球各地で紹介された。開幕式に主催国の日本の国が演奏されたことと関連し「帝国主義の象徴である君が代(=国家)」「スポーツを通じた平和と言いつつ軍国主義の象徴である君が代」「日本国民も抵抗を持つ君が代」の国内メディアの報道もまた、世界に広く、遅くとも一日差で、広がった・・>>

 

朝のエントリー(のソース記事)のように確実なテーマはありません。ただ、「なんで知ろうとしないのか」という問題提起は、個人的にも面白いと思いました。なにせ、イさん自ら書いているではありませんか。「親日派だと言われると困るからこれ以上は紹介しない」、と。人々が知ろうとしないのも当然です。知ったところで、『困る』だけですから。

自分が見つけた妄想の欠片を「これこそが真実」とし、それが主流にならない現実を、『誰かの陰謀』『世の中は間違っている』と思い込む。その邪魔になるなら、たかが井の外の情報など、だれも必要としないわけです。韓国の諺、「『知る』は病なり(아는 게 병이다)」の、最悪の形での具現化とでも言いましょうか。

記事では、マスコミが「デタラメに書いても、外国には知られないだろう」と思っている、という趣旨が書いてあります。ですが、反日記事の基本は、「デタラメ書いても、外国の人たちは知らないだろう」ではありません。「デタラメに書いても、自国民は知らないだろう」です。デタラメが、人気が出るからです。この点については、前に紹介した「韓国選手団の不振によるネタ不足を、反日で満たそうとしている」という指摘と繋がる部分でもあります。

 

 

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