韓国は、まだまだ「弁当」で炎上しています。日本が言いがかりを付けた、韓国政府が誤解だと言ったのに日本は聞こうとしない、そんな内容です。韓国の有名グルメ・コラムニストであるファン・ギョイク氏の話によると、氏は「隣国の祭りに行ってそんなことするもんじゃない。他の国々の人たちも普通に食べているのに、失礼ではないか」と話し、それだけでもかなり叩かれたとか。なぜか『新日左派』という聞いたことない言葉まで言われたそうです。なんでそうなるのでしょうか。
そんな中、本物の(笑)左派新聞であるハンギョレ新聞は、『日本は、復興オリンピックという目標が失敗したから、国民の目をそらさせるために韓国を叩いている』といういつもの主張を繰り広げました。この「国民の目を~」のパターンは、例の『韓国を嫌うのは一部政治家だけで、日本国民は違う』という設定の名残で、最近よく出てきます。言うまでもないですが、本当は日本国民のことを考えているわけでもなんでもなく、「『使えるバカ(敵側のバカは使える)』が多い」と見下しているだけです。以下、ハンギョレ新聞から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<・・これまで日本政界では韓国給食センターを置いて露骨に不満を提起してきた。代表的に佐藤正久 自民党外交部会会長は、日本のマスコミに「韓国の放射能フリー弁当とやらは許せない」とし「福島の心を踏みにじる言動で不快だ」と話してきた。「放射能フリー弁当」という用語は、社会関係網サービス(SNS)で、日本のネットユーザーたちが主に使用している言葉だ。日本では、福島の食材を韓国選手が食べることを防ぐために韓国政府が自主的に給食センターを作ってお弁当を提供すると判断している。これに対して韓国政府とマスコミでも誤解と複数回の説明が行われた。オリンピック開会式に出席するため、日本に訪れたファンヒ文化体育観光部長官は先月24日、東京のメインプレスセンター(MPC)で、「給食センターは、オリンピックで毎回運営している。体調管理や口に合う食べ物から」とし「希望選手だけお弁当を食べる」と語った。彼は「給食センターが誤解を受けているようだ」と強調した・・
・・日本が政府まで出て韓国の弁当に特に敏感に反応するのは、「福島復興オリンピック」という目標が事実上失敗した中で、世論の目を別のところにそらさせるためではないか、との疑惑が出てくる。コロナ19拡散に基づいて、東京オリンピックは「復興五輪」よりも「安全‧安心オリンピック」がより強調されており、日本は爆発的なコロナ拡散に揺れている。こうした中、農水産‧食品輸入禁止、汚染水(※処理水)海放流反対に続いて、弁当を作成するときに福島の食材を使用していない韓国が、福島のイメージを悪化させているという世論を焚き付けているように見える。日本の時事通信は、「韓国では、福島原発事故と関連し、放射性物質の汚染を心配する声が根強い」とし「(福島原発)処理水や食品への懸念を提起している」と指摘した>>
時事通信の記事からの引用は「韓国ではそういう声がある」とするものですが、なぜか最後に紹介して『時事通信もハンギョレ新聞と同じことを言ってるのか』なミスリードを誘っているのがミエミエです。何度も書きましたが、あの量の多いだけの弁当、別に食べたければ食べればいいでしょう。要は、データ ガン無視で公開的に『弁当供給は福島産食材を避けるためのもの』と発言しておいて、いまさら「政府はそんなこと指示していない」と責任逃れをしているからです。
ハンギョレ新聞は「韓国のマスコミは説明してきた」と責任逃れをしていますが、マスコミ記事は何度も何度も大韓体育会の発言を介し「弁当は福島食材を避けるためのもの」と報道しました。政府は説明も無かったけど、この前、韓国の長官が自ら「政府は言ってない」と話しました。だから、日本政府が「じゃ、韓国政府から何か言え」と要求するのは当然でありましょう。
大韓体育会(韓国のオリンピック委員会)会長は、そう話すことで自分の地位を確かなものに出来ると、日本は何も言えないだろうと思ったのかもしれません。しかし、その予想は外れました。その責任を取るべきでしょう。記事は「韓国以外にも輸入禁止にしている国がある」を論拠にしていますが、それらの国の選手団をは今東京で普通に食事を取っているし、その中に「放射能の危険」を「自分の身分上昇」として利用した人は一人もいません。
「日本が復興オリンピックに失敗したのか」は、何の基準で成功と失敗を分けるのかで判断も変わるでしょう。私はいろいろ肯定的に思っていますが、空にUFOが現れて(短いドラム演奏の後に)『成功!』と発表してくれるわけでもありませんので。
ただ、韓国が外交で失敗したのかどうかは、なぜか今でも分かります。大失敗です。特に、文大統領が血を吐きながら主張していた『日韓関係改善』とやらの儚い夢は、もともとダメだったのに「まだだ。さらなるダメがある」と示されることでしょう。
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