韓国大統領府、「日韓協力」演説の裏で「韓国民は親日政府を倒してきた」祝辞を事前に許可

昨日の文大統領の光復節演説は、韓国でも「中身が無い」と言われています。日本関連はともかく、北朝鮮関連でも何も中身が無く、いくら任期末とはいえこれはやりすぎではないのか、というのです。しかし、昨日もお伝えしましたが、裏では与党の次期大統領候補たちが「反日コンテスト」のような発言を乱発していました。読者の皆さんももうお気づきでしょうけど、これは「大統領が言いづらいことを、彼らに言わせた」という邪推も十分できます。

そんな中、もう1つの「言わせた」案件があったのでお伝えしました。「またか」の男、光復会長キム・ウォンウン氏です。彼は光復節記念式に映像メッセージを出す形で短い演説(祝辞)を行いました。どう見ても祝辞とは思えないものでしたが。「国民は、臨時政府ではなく朝鮮総督府を国家正統性とする歴代政権(全部保守右派)を倒してきた」などという内容です。ですが、この演説文、事前に大統領府も知っていて、それでも許可したものだとのことです。文大統領は、この演説に拍手を送りました。以下、朝鮮日報から引用します<<>>が引用部分になります。

 

<<金元雄(キムウォンウン)光復会長が15日、光復節式典で「大韓民国は民族正統性の軌道からしばらく離脱していた」と述べた。キム氏はムン・ジェイン大統領が見守る中、映像で発表した記念辞で、「親日内閣だった李承晩政権は4・19(※大規模デモ)で崩れ、、朴正煕反民族政権は自ら崩れ、全斗煥政権は6月抗争(※反政府デモ)に膝ひざまずくき、朴槿恵政権はキャンドル革命で弾劾された」とし「国民は、親日に根に置いた歴代政権を倒してまた倒した」とした。また、「(これらの)勢力は、大韓民国の法統(※正統性)が臨時政府ではなく、朝鮮総督府にあると考えている」とし「親日カルテル構造は相変わらずで、親日派のない大韓民国を作りたい」とした。非常に偏向されて、事実関係も合わない一方的な主張で、歴代政府を親日と罵倒したものである。大統領府は、記念辞内容を事前に知っていたという。事前に製作された録画現場には、タク・ヒョンミン大統領府儀典秘書官も一緒にいた・・・・そもそも今回の記念辞を事前製作したのは、去年のような(※親日、反日の)議論を防ぐためだったはずだ。大統領府と文大統領は、幇助・黙認したとしか思えない・・

 

・・光復会は国民の税金で運営されている団体だ。特定の政党を支持・反対する活動をしてはならないと明示されている。ところが、金氏は何もかも野党を攻撃し、北朝鮮、金正恩を擁護し、韓米同盟放棄を主張した。金氏は、朴正煕政権の時には共和党(当時与党)党員で、全斗煥の民政党で要職を務め、ハンナラ党(当時与党)国会議員まで務めた・・

・・キム氏の祝辞は、文大統領にも報告済みだろう。文大統領は何の措置も取らなかった。現場では、祝辞の後に拍手を送った。大統領府は何の立場を出していない。この沈黙は何を意味するのか。文大統領も、金氏の主張に同調する意味であろう。この政権は、過去4年間、なにかあればすぐ竹槍歌を歌い反日を叫んだ。ところが、今回の光復節で文大統領は「韓日間の対話のドアは開いてある」と、今後の協力を強調した。そんな大統領が、肝心の大韓民国の正統性まで否定する金氏の反日発言を容認している。文大統領の真意はどこにあるのか>>

 

 

M大統領「よし、これでパラリンピックには訪日できるだろう」 D統領府「今度こそ間違いありません」 K会長「入金がまだですぞ」・・だったりして。

というか、「倒した」というその政権、全部選挙の結果ですが(全斗煥氏の場合は選挙人団制度でした)、こんなこと言っていいでしょうか。

 

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