ルーマニアからのワクチン支援(?)の件、また別のニュースがありました。昨日の夜、韓国政府が「人道的支援ではなく、ワクチンスワップだ」と記者たちにメッセージを送信した件は午前お伝えしましたが、すると、大手も含めて「そうだったのか。でも流通期限はギリギリだと聞く。そこまでしないといけないほどワクチン受給に問題があるのか」というニュースが流れています。このシリーズ、どこまで行くのでしょうか。以下、YTNです。<<~>>が引用部分になります。
ちなみに、どうでもいい豆知識ですが・・韓国には賞味期限という言葉は無く、「流通期限」という言葉を使います。韓国語記事でもほとんどがワクチンの期限を「流通期限」と書いておりますが(一般的に使われる表現だから、でしょう)、それが日本語機械翻訳で「賞味期限」と訳されることがあります。
<<昨日、ルーマニア政府がモドやワクチン45万回分を韓国に寄付することにしたというニュースがありましたが、実際には、ワクチンスワップを推進していることが確認されました。外交部は昨日の夜遅く、そう解明したが、流通期限が差し迫ったワクチンをあえて交換するとは、まだワクチンの導入に支障が生じているのではないか、という論議が起こると思われます・・
・・(※ワクチン受給にいろいろ問題がある韓国の現状について述べた後に)このような中、昨日のお昼頃に、ルーマニア政府がモデルナワクチン45万回分を韓国に寄付することにしたというニュースが伝えられました。汎政府ワクチン導入TFの関係者も、ルーマニア政府とワクチン協議を進めていると明らかにし、事実上、寄付の事実を認めました。
しかし、一部では疑問点を提起しました。ルーマニアはワクチンの2回接種完了の割合が25%にとどまっているからです。自国民の接種にも困っているのに、あえて韓国にワクチンを提供する理由はないでしょう。昨日の深夜になって、その疑問に答えが来ました。外交部は、ルーマニア政府のワクチン無償供与は事実ではなく、韓国・ルーマニア間のワクチンスワップで協議が進められていると明らかにしたのです。
それだけ、モデルナワクチンの需給が非常状態だという傍証です。ルーマニアとワクチンスワップが締結すれば、先月初めのイスラエルのように、賞味期限が間近に迫ったワクチンである可能性が大きいです。また、1次ワクチン接種率を高くするために2次接種期間を6週間まで増やした韓国政府が、モデルナワクチンの2回接種時期をなんとかするための物量である可能性もあります・・>>
一つ前のエントリーでわざわざ「昨日の夜」と書いたソース記事を見て、「記者も、外交部を信用していないな」と思いました。今回は「深夜」です。「事実上認めていたじゃん(プンプン」付き。なるほど。
そもそも、スワップかどうかの前に、昨日からどの記事を読んでみても、「流通期限が うわああぁぁぁ」としている内容ばかりで、「ありがとう」はありませんでした。最初から「なんで流通期限の近いものなんだ」という部分が気にいらなかったのでしょう。
日本側から、「もし韓国が検査キットを日本に支援するとしても、日本内で使えるかどうか(性能的な面など)テストしないといけないし、そう簡単な問題ではない」という話が出ていた頃、韓国では「ご飯を乞う物乞いが、気味尚宮を呼びやがる」(物乞いが味に不満を言うか)という諺が大人気になりました。去年5月、本ブログでもエントリーしたことがあります。あれが、実に具体的な韓国の自己紹介ということ、それからの1年3ヶ月で十分証明できたのではないでしょうか。
あと、「家政婦は見た」な件があったので、おまけでお伝えします。南陽乳業という韓国の大企業のCEO一家が、「5人以上の家族が集まった」という理由で警察に告発されました。韓国では、家族が家内に集まる場合でも5人以上はダメで、破ると処罰されます(ほとんどは罰金など、です)。ちなみに、宗教関連では完全に集会が禁止されていて、教会などに、窓から礼拝を行う人がいるのか監視する人たちもいると聞きました。
で、これを誰が告発したのかというと、なんとそのCEOさんの家政婦です。「大企業のCEOならまず防疫規則を守れ」という批判ももちろんありますが、「家族5人以上が集まったからって、家政婦がここまでするか、普通」「北朝鮮の5戸担当制みたいだ」という嘆きも聞こえてきます。
5戸担当制とは、5戸の家(隣接した5つの世帯)ごとに担当者を選出し、5世帯単位で監視、問題があると当局に通報するシステムです。もしその5戸の中で反体制な人が摘発されると、担当者はもちろん、5戸の全員が処罰されると言われています。朝鮮時代にも「五家作統法」と言って、5世帯が連帯責任を負う監視制度がありました。
単独でエントリーする内容じゃないけど、なんでしょうね。スーパーなほど防疫意識が高い家政婦さんだった可能性もあるにはあるけど、ただ「憎きCEO一家への復讐」ではないでしょうか。
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