韓国選手団、弁当で「放射能」言及せず(できず?)

パラリンピックが始まりました。昨日の開会式もリアルタイムで見ましたが、素晴らしい出来でした。

ただ、オリンピックのときに盛大に溢れていた韓国側の「放射能が うわぁぁぁ」などの騒ぎが、圧倒的に少なくなりました。パラリンピックが相対的に話題になってないから、でしょうか。今回のパラリンピックでも、韓国側の各記事は「弁当」を強調しています。でも、ちょっとだけ変化がありました。選手団側(大韓障害人体育会)の公式コメントから、「福島産食材」「放射能」などのキーワードが消えました。一部のマスコミが「福島産食材から選手を守るためだ」としていますが、体育会からの発言にはありませんでした。

オリンピック委員会(大韓体育会)は、自慢でもするかのように「福島産食材から選手を守るために」「放射能の懸念」などを言及していました。しかし、それから韓国政府の長官が日本を訪問して「そんなことは指示していない」と話して火消しをするはめになり、今回のパラリンピック委員会(大韓障害人体育会)は言及しなくなったわけです。

分かりやすいのがニューシースの記事ですが、こうなっています。「大韓障害人体育会は、大韓体育会と同じく食堂を別々に運営する。福島産食材から選手団を保護し、最高の競技力を発揮できるようにするための措置だ。チュ・ウォンホン団長は『本部ホテルの調理室を借りて選手団にお弁当を提供する計画である。イチョン地域の調理師が同行して、現地で必要な人材を採用する』とし『暑い天気で食品が傷つくこともあり、いろいろ対処した。それでもオリンピックの時より天気が涼しくなってよかった』と話した」。ややこしい書き方ですが、よく読んでみると(他の記事もそうですが)障害人体育会からの公式コメントに放射能や福島に関する内容はありません。

 

「人の心を踏みにじっておいて、謝罪の一言も無しにいまさら怖気づいたか」。この一行で終わる問題です。それに、私は、心が曇っているせいか、「大韓障害人体育会は大韓体育会とは違い、自発的にそんな発言を避けた」とは思えません。日本側からの抗議と的確な指摘に、韓国政府は長官自ら「そんなこと指示していないからね。本当だからね」と話すしかありませんでした。

本ブログでも書いたことがありますが、もし本当に韓国政府が指示していないなら、該当体育会の会長が指示したことになります。大韓体育会のイ・ギフン会長は、なにかあればすぐに福島がどうとか放射能がどうとかと言ってましたし、帰国してからもスポーツ外交の成果としながら「旭日旗禁止約束」という嘘をつきました。いくら韓国側とて、公式コメントからはこれ以上言及できなくなったのでしょう。いま会長や幹部がそんなことを言うと、『自分の責任』になってしまいますから。

そもそも、韓国政府の長官・・文化観光体育部の長官でしたっけ、彼が言うべきことは、「韓国政府が指示したことではない」ではありませんでした。韓国政府が指示しなかったという話からして信用できませんけど、立場的にそう言うしかなかったなら、「韓国政府は指示していないが、体育会の会長がそんなことを言っていたのは確認できました。私がこの場で日本の皆様に謝罪します」と言うべきでした。

 

 

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