韓国紙「アフガン事態で、米国はもっと韓国に依存することになるだろう」

主に保守野党を中心に、「アフガン事態を見ても、在韓米軍の撤収にもっと気をつけなければならない」という主張が出ています。別に撤収する動きがあるわけでもありませんが、在韓米軍撤収は北朝鮮が『朝鮮半島の安保』のために一貫して主張していることであり、そんな北朝鮮と連邦制統一を夢見ている人たちもいますから。逆に、左派側は「そうではない。韓国とアフガニスタンは違う」と主張しています。

今日は、「韓国はアフガニスタンとは違う。極貧国(ソース記事原文ママ)のアフガニスタンと比べるのは間違いだ」「文大統領は中国より米国に重きをおいている」「米国は同盟国の韓国にもっと依存する(原文は『ぶらさがる』)ことになるだろう」という記事を一つ紹介します。ニューシースです<<>>が引用部分になります。

 

<<・・アフガンと韓国を比較するのは無理だ。世界10位圏の経済大国である韓国と極貧国の一つであるアフガンを同じ線上で比較することは理に合わない・・・・韓米首脳会談を介して、文大統領は米中の間で、米国側に重きをおいたと評価されている。米国も、韓国を放棄することは難しい。埋没費用を考慮すると、韓国を放棄することは愚かなことだ。参戦規模でも比較にならない。アフガンで20年間、米軍2448人が亡くなり、2万722人負傷した一方、挑戦戦争3年間だけで米軍は延べ178万9000人参戦して3万3686人が戦死し、9万2134人が負傷3737人が行方不明されて4439人が捕虜となった。

このため、アフガン事態を契機に駐韓米軍撤収や韓米同盟の弛緩を予想することは、現実性が落ちる。米国と中国間の競争が激化している状況で、韓国の戦略的価値は、冷戦時代以来の最高水準にまで上がっている状況だ

専門家は、アフガン事態後、在韓米軍が撤退するか心配しながら戦々恐々するのではなく、米国の超大国の地位に変動が起こるかを注意深く観察する必要があると助言する。アフガン撤退の暴風で地位が下落した場合、米国は同盟国である韓国によりぶらさがるしかないからである。

実際に、米国との競争している中国は、米国のアフガン撤退を契機にタリバンに手招きをしている。一部では、中国がパキスタン、アフガン、イランとの力学関係と情勢の変化を最大限に活用し、中国 – パキスタン – イラン – アフガニスタンまで続く一帯一路事業を推進するという見通しまで出ている。この場合、中央アジアで米国のインド太平洋戦略とQUADに対応する中国主導の新しい域内秩序が構築される可能性を排除することはできない・・>>

 

戦後だけ見ても、経済的に発展したのも、朝鮮戦争で生き残れたのも、韓国が独自的に出来たものではありません。『だからこそ』韓国は、自由民主主義陣営の状況の一部としての自覚を持つべきでした。でも、それが出来なくなってきています。少なくとも「韓国は、やるべきことをやっていない」という自覚を持っている人たちから、心配の声が上がっているのでしょう。

ちなみに、「韓国の戦略的価値は今は最高」なのに、なんでクアッドには入れなかったのでしょうか。

 

 

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