韓国、地上波放送まで「接種率で日米に勝った」・・記事の題には「1回目」の記述も無し

昨日の朝、韓国は1次(1回目)で日本など先進国に勝つことを目標(?)にしている、という趣旨をエントリーしました。防疫対策本部がこの件を発表してから、一部のメディアは「2回目はどうした」「2回目のためのワクチンは本当に確保できているのか」など疑問を提起し、サイトにもよりますが、ネイバーなどでも同じく批判的な意見が多かったので「さすがに効いてないみたいだな」と思いましたが・・

なんと地上波など一部の大手がこの主張に同調、『接種率で日米に勝った』と報じるようになりました。記事の題では「1次」の記述もありません。前から『K防疫って、ウィルスと戦わないで日本と戦っているようだ』と書いてきたし、拙著にも同じことを書いたりしましたが・・本当に、『何』と戦っているのか分からない展開です。10日にもエントリーしましたが、与党院内代表が『文政府は、韓国を先進国にし、日本に勝った政府として歴史に記録されるだろう』と大々的に宣言したりしましたが、そんな動きが防疫政策にも決定的な影響を及ぼしている、としか思えません。以下、SBSから引用してみます<<>>が引用部分になります。

 

<<「接種率の目標達成、巡航・・米国・日本追い抜いた」(題) 国内コロナ19ワクチン接種率が、1次で急速に上昇しています。コロナ19予防接種対応推進団によると、昨日(11日)0時基準国内累積1次接種は3,280万966人で、全人口の63.9%と集計されました。特に1次接種率基準では、私たちより先に接種を開始した米国と日本を追い抜きました(引用してない部分まで含めても記事全体で1次しか言ってないのに、『特に1次』というのも変な感じです)。

国際統計サイト「OUR WORLD IN DATA」の集計を見ると、9日基準で、国内で1回以上のワクチンを摂取した人の割合は62.66%で、米国(61.94%)と日本(62.16%)よりも高くなりました。米国が昨年12月14日、私たちは2カ月遅れて今年2月26日からワクチン接種が行われたことを考慮すると、出発は遅れても急速に追いついたのです・・>>

 

韓国は「1日100万回可能」としていますが、ワクチンが手に入った後でも日本のように「1日100万回以上」は出来ないでいます。でも、頑張れば19日あたりには「1次70%」を達成できそうだ、とも。韓国もすでに(60歳未満の接種が始まってから)モデルナとファイザーがメインになっています。1次目標達成してから4週後にはその『急激に増えた1次』さんたちの2次接種が必要になります。本当にちゃんと確保できているのでしょうか。

「ネイバー」の該当記事のコメント欄は主に批判的で、「人口数とか考えないのか」「日本はすでに2次で5割超えている」、「共産主義国家みたいだ」などの意見が出ています。こういう常識だけでも機能しているなら不幸中の幸いな気もしますが・・なぜか大統領支持率は上がるんですよね、こういう発表があるたびに。

 

また、ローカルメディア「釜山日報」など一部のメディアは、「接種率で日米に勝った」という趣旨の題を付けているのは同じですが、最後の1行で「接種完了率は38.6%で、まだ不十分な方である。米国(52.76%・以下9日基準)と日本(50.04%)に比べても大幅に低い水準だ」としています。

なんというか、『書きたくても書けない何かがある』感が半端ないですが・・私の気のせいでしょうか。

 

 

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