独立運動家たちの像、次々と撤去要求される・・全て「親日作家」の作品

韓国が聖域として崇め、憲法でも韓国の母体としている『臨時政府』。「臨時政府があるからこそ併合時代の日本の統治は違法だった」という歴史観は、今でも韓国の根幹を成しています。そもそも大韓民国というのも、臨時政府の国号(国名)でした。

初代大統領は李承晩氏でしたが、米国に朝鮮の委託統治をお願いしたことがバレて弾劾され、それからは金九という人が主席となり、臨時政府のリーダーになりました。韓国の「左右葛藤」の第1ラウンドでもあります。

その金九主席は、反日の象徴として今でも韓国の偉人として崇められていますが・・その金九主席の像、及び独立運動家たちの像が、親日作家の作品でした。案の定、撤去主張が起きています。いままで「親日作家の作品」という理由で多くの作品が撤去されましたが、さすがに金九の像となると、笑うしかありません。以下、ニュース1から引用してみます<<>>が引用部分となります。

 

<<独立運動家の子孫の会である光復会、がソウル南山の白凡・金九先生の像などの撤去を要求している。親日作家が作ったからだ。光復会は15日配布した資料で、「南山の金九像、鍾路区素材イ・サンジェ像、島山公園のアン・チャンホ像(※イサンジェとアンチャンホも独立運動家です)がすべて親日彫刻家キム・ギョンスンの作品」とし「さらに(李承晩を追い出した)4・19革命記念塔まで彼の作品だという事実は恥ずかしい、私たち国民の羞恥だ」と述べた。

光復会は、「キムギョンスンは数多くの日本美化作品を作り、代表的な親日美術団体『朝鮮美術家協会』で活動、展覧会で稼いだお金を国防献金に出すなど日本への協力において先頭に立った人物」とし「解放後も親日を反省するどころか、贅沢な暮らしを享受した者だ」と主張した・・>>

 

 

なるほど。『熱心に生きた』方だったんですねー・・かどうかはともかく、本ブログでは『妻が体を売って美味しいもの差し入れてくれないかな(ワクワク)』で有名な金九さんですが、彼の像は、1969年に作られたものです。じゃ、いままではどうして放っておいたのでしょうか。南山の名物の一つでしたので、多くの人たちの目についていたはずですが。

この前、数十年前から祭祀などにも使っていた(韓国では、祭祀に肖像画を使うことがあります。位牌代わりで、影幀と言います)『春香』の肖像画が撤去されました。春香の肖像画は際しで使われるだけあって、民俗的に見ると聖なるものであり、自治体が行う祭祀などが観光イベント化して有名になったこともあり、自治体が最後の最後まで撤去するわけにはいかない反対しました。でも、親日作家の作品で、しかも『朴正煕政府が外国人観光客を意識し、必要以上にきれいに見せるために親日作家に描かせたもの』など、韓国の女性たちを刺激しやすい扇動まで起き、結局は撤去となりました。撤去してから1年近くが経ちますが、ちゃんと描ける人がいないのか、いまだ撤去したままです。

東学運動などで反乱を起こしたチョン・ボンジュン氏の像も、同じ理由で撤去されました。親日作家の作品で、『ズボンが、マッカーサー元帥のズボンに似ている』などワケのわからない主張まで出てきて、つい最近、撤去となりました。

 

お金も、絵が変わることになっています。去年11月10日の朝鮮日報によると、「100ウォン硬貨の李舜臣将軍の影幀が変更となる。親日疑惑がある画家が描いたという議論によるものだ。 5000ウォン札と1万ウォン札、5万ウォン札の図案も順次変わる予定で、新しい硬貨と紙幣は4〜5年後に見ることができると予想される・・・・現用貨幣のうち、100ウォン(李舜臣)、5000ウォン札(栗谷李珥)、1万ウォン札(世宗大王)、5万ウォン札(申師任堂)の政府標準影幀を描いた作家は、2009年に大統領直属の親日反民族行為真相究明委員会から親日反民族行為者に分類された」、とのことでして。

結局は、『親日作家』たちが有能だったからです。日本によってもたらされた、その時代に相応しい教育を受け入れ、その新しい世界で生きていくために熱心に頑張りました。そんな人たちが戦後活躍できたのは、ある意味、当然の結果でありましょう。

 

 

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