日韓の中学生が集まる「日韓共同授業」の内容・・「伊藤博文暗殺は正当なものでした」

日韓の学校が共同授業を行うというニュースを、たまに目にします。最近はオンラインでやりますが、ほとんどはお互いの学校や地域を訪問して行うそうです。

前にも似たような内容の記事を見て、どんな話をするのだろうと思って調べてみたけど、ちゃんと把握できなかったのでスルーしましたが・・今回、韓国全羅北道の槿映(グンヨン)中学校と、日本横浜の中田中学校の共同授業の内容が少し分かったので、分かった範囲内(韓国側の記事で紹介されている内容)でお伝えしたいと思います。全て韓国側の記事からの引用になります。まず、今年で17年目だという、両校の「日韓共同平和授業」の概要からです。以下、<<>>が各記事からの引用となります。

 

<<韓国と日本の中学校歴史担当教師が4年目、相手の学校を交差訪問、共同授業をしており、教育界の話題になっている。27日と28日、全羅北道の槿映(グンヨン)中学校でユニークな授業が行われた。チョ・ウンギョン教師と日本のスズキ(横浜永田中学校)など2人の教師が2年生10個の半分の学生1年生〜3半の学生を対象に共同授業をした。全10時間進行された今回の授業のテーマは、「平和を愛していた両国の人々」。北京オリンピックに合わせて、植民地時代のマラソンランナー孫基禎選手の一生を照明しながら行われた授業は、「スポーツ平和教育」。これと共に伊藤博文を狙撃した安重根義士などについても一緒に考える時間となった・・(2008年3月31日「全北日報」より>>

 

<<「安重根義士の伊藤博文狙撃は、日本帝国主義を狙った暗殺で、正しかった」。30日全州・グンヨン中学校で、第17回日韓共同平和授業が開かれた。授業では、元横浜中学校の教員出身であり現日本社会の教科書副教材編集委員である鈴木仁(63)氏は、「安重根義士の伊藤博文狙撃は正当だった」と強調した。また、彼は「本人をはじめ、多くの日本人が誤った過去の是正を求めている」と学生に力をこめて言った。

鈴木仁氏は、この日の授業で安重根義士の東洋平和論を照明し、遺体発掘と母国送還、韓日歴史共同授業を通じた正しい歴史認識などを説明した。特に、安重根義士を擁護した。鈴木氏は、「安義士の伊藤博文狙撃は正しい行動だったと思う」とし「日本でも、学生たちに義士の狙撃は正しい行動だったと教育している」と述べた。そして、彼は、「安義士を尊敬するという表示で、毎年安義士記念館を訪れる」とし「安義士が伊藤博文を狙撃したのは、帝国主義への暗殺であるため、むしろ、ありがたい行動だった。今は義士の行動を理解する日本人が増えている」と伝えた。グンヨン中学校2年生30人の学生は、日本人が安義士を尊重する発言をすることに、姿勢を正し高い呼応を示した・・(2017年3月31日全北道民日報より>>

 

今年もやるそうです。最後に、9月15日全北道民日報です。<<コロナ19により今年17回目の韓日共同平和授業は28日オン・オフ方式で進行される。韓日(日韓)共同平和授業はこれまで日本現地の教師が韓国に入国して全州・グンヨン中学校で公開授業方式で実施されたが、コロナ19の影響でオンラインと直接参加を通じて3年生対象に二度にわたって実施される。

今回オン・オフの授業は、日本東京のフジタ先生とはzoomを介し参加し、グンサン市文化観光解説士として活動している日本人出身のワタナベさんと、グンヨウン中学校チョ・ウンギョン首席部長及び学生たちは、直接グンヨン中学校3年生の教室に参加して同時に進行する予定だ。

今回の授業では、両国の教師が伝える慰安婦の授業はもちろん、日本、韓国の学生の慰安婦を素材にした「花ばあちゃん」(作家グォン・ユンドク)を読んだ後の感想文などを中心に紹介する計画だ。また、ワタナベさんから近代文化遺跡に指定されたグンサン東国寺の「少女の像」と日本懺悔の碑文紹介もつながる・・>>

東国寺というのは併合時代に作られた日本式の寺で、曹洞宗の僧侶が作りました。燃やされずに残った唯一の「日本式」寺院です。2012年、曹洞宗の人たちがこの寺に「私たち曹洞宗は明治維新から人々の人権を侵害しました」と懺悔する碑を作りました。それのことです。

さて、これを「授業」と呼べるのか。学生たちの親にはちゃんと告知しているのか、気になるところです。

 

 

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