韓国、保守派では支持率1位の大統領候補が「手足を動かす労働なんかインドでもしない、アフリカでやること」

昨日の夜は李在明知事の失態をお伝えしましたが、今日は保守派の支持率1位(もはやギリギリですが)ユン・ソクヨル(尹錫悦)氏関連のエントリーを書いてみます。URLは「もうやだこの選挙」にしました。

尹候補は7月、「週120時間労働」が必要だと主張し、問題になったことがあります。120時間となると、土日までフルで働くとして、1日約17時間労働になります。1800年代初頭、まだ労働時間という概念すら無かった頃、イギリスの労働者たちが1日約16時間働いたと言われています。アウシュビッツ収容所の労働時間が週100時間だった、とも。

多分、その発言を挽回するためでしょうか。9月13日、尹候補は安東(アンドン)大学校で大学生たちと青年の未来、就職とか、そんなことを話し合う場を用意しましたが・・今度は「手足を動かす労働(肉体労働)」そのものを否定する発言をしました。週刊朝鮮から引用します<<>>が引用部分となります。

 

<<『国民の力』大統領候補であるユン・ソクヨル前検事総長の労働関連説話が、連日炎上している。ユン前総長は9月13日、慶尚北道安東市国立安東大を訪れ、学生たちの前で「手足労働(※手足を動かす労働、肉体労働)は、インドもしない。あんなものはアフリカがやることだ」と発言した事実が、一歩遅れて知られた。ユン前総長は、先に「週120時間労働」「賃金が同じなら、非正規職や正社員の差がない」などの発言で批判を受けたことがある。

ユン前総長の「手足を動かす労働」発言は、雇用関連の質問で、先端技術の重要性を強調する過程で出てきた。彼は「人が手足で労働して出来ることは一つもない」とし「それはインドもしない。アフリカがやることだ」と述べた。また、「人文学というのは、工学や自然科学の分野を勉強しながら並行しても出来るものであり、多くの学生が大学4年と大学院まで(※人文学を)勉強する必要はない」と人文学を軽視するような発言もした・・>>

 

わずか1行で、世界中の労働者プラス約26億人(インド+アフリカ)をここまでバカにするとは、これはこれで凡人には出来ないことかもしれません。さらに1行増やすなら人文学関連者まで含まれるから、想像もできません。

先の120時間の話の火消しをするため、『労働時間を減らすためには先端技術が必要だ。先端技術を強調しよう』としてこんな極端な話をしたのではないか、と思われます。バランス感覚がぜんぜんありません。そもそも、「こんな発言は間違っている」という認識そのものすらない、というのもあるでしょう。批判する大学生たちも、運良く出世できたらまた似たようなことを言うのでは・・な気もします。

 

この尹さん、朴正煕大統領の家を訪れ、朴正煕・朴槿恵支持者たちに拒否される騒ぎもありました。なにせ、尹 前検察総長は、朴槿恵氏関連で騒ぎがもっとも大きかった頃、彼女に関するに捜査を指揮する立場の人でした。一角では、その手柄で検察総長になったとも言われています。この部分はイーデイリーです

<<代表的な『親朴』政治家ジョ・ウォンジン『ウリ共和党』の代表が、政治ショーをやめろとユン・ソクヨル前検事総長を激しく非難した。ユン前総長は17日、慶尚北道にある朴正煕元大統領の生家を訪れたが、朴槿恵前大統領の支持者たちに抗議され、大変な目に会った。

一部の支持者たちは、「ユンソクヨルこのXXX」など悪口まで吐き出し、ユン前総長側の人たちと朴前大統領の支持者たちが絡まって現場は修羅場になった。ユン前総長は、急いで日程を終え、逃げるよう現場を去った。ユン前総長が去った後、生家を訪れたジョ代表は「あり得ないことである。朴槿恵大統領を拘束させたユンソクヨルが、いったいここには何の用だ」と非難した・・>>

 

どうでもいいですが、トリプルXならヴィン・ディーゼル主演の1作目が好きです。

 

 

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