来日新聞という日刊紙があります。来日といっても別に日本に来るという意味じゃなくて、来日(ネイル)は韓国語で「明日」の意味です。日本語にすると「明日新聞」になります。最近結構目に付くのでネットメディアか何かかと思ったら、ちゃんとした日刊紙だそうです。そのネイル新聞から、『文政府の対日本勝利宣言、恥ずかしいばかり』という記事を引用してみます。他の記事に比べ、金額より独自の方向性があったので、紹介します。以下、来日新聞です。<<~>>が引用部分になります。
<<ムン・ジェイン大統領は去る7月、日本の輸出規制(※対韓輸出管理厳格化)措置の2年を迎え、「国内産業で高い割合を占める100大核心品目に対する日本への依存度を25%まで減らした」、「過去2年間、共生と協力で、誰も揺さぶることができない国に向かって前進した」と自評した。ユン・ホジュン共に民主党院内代表は、さらに「歴史は、ムン・ジェイン政府を、解放後、75年ぶりに日本を超えた政府として記録するだろう」と褒め称えた。
半導体関連の一部の素材で日本への依存度を下げたのは事実だ。産業部(※省)の資料によると、日本産フッ化水素の輸入額は80%以上減少し、EUVレジストなど、対日依存度も半分以下に減らす成果を出したことが分かった。望ましいことである。しかし、現実をありのままに見ると、ただ日本の前では惨憺たる気分だ。関税庁のホームページには、年度別・品目別日韓貿易収支が一目瞭然に出ている。
ムン・ジェイン政府発足から今年9月までの4年半の間、対日貿易赤字総額は1078億9445万ドルだった。朴槿恵政府の4年間の903億4047万ドルに比べて、むしろ増えた。日本に輸出した物品の総量は7527万2811トン、輸出額は1302億2503万ドルだった。輸入した物品の総量は9746万4078トン、輸入額は2381億1948万ドルだった。両国の貿易においての付加価値の差をそのまま見せてくれる数値である。
昨年基準、対日貿易赤字の項目を見ると、・機械66億2978万ドル赤字 ・電子機器および部品44億7261万ドル赤字 ・化学工業品17億8476万ドル赤字で、金属・化学産業で圧倒的劣勢だ。対日貿易黒字項目は、さほど無いけど、それさえも ・鉱物性燃料19億6347万ドル黒字 ・穀物・野菜2億1307万ドル黒字などが目立つ。品目別に貿易構造だけ見ても、大韓民国は「1次産業国家」と言っても間違った言葉ではない。
ムン・ジェイン政府は、経済だけでなく、政治と外交でも明確な成果が出せなかった・・・・文大統領は、いつからか、日本と外交交渉に『ぶら下がる』ような姿を見せている。安倍、菅首相は、そんな文大統領を意図的に無視した。去る4日に発足した岸田首相も、「ボールは韓国側にある」と余裕のある姿だ。もう、75年ぶりに日本を超えた政府として記録されるなどという「ウリキリ(※私たちだけ)」の精神勝利では、対日本外交の成果を出すのは難しいだろう>>
「親日だ!『来日』だけはある!」とどっかで騒いでくれれば次の更新が楽になりますが・・かどうかはともかく。韓国側は何かあればまっさきに輸出規制(輸出管理厳格化)の件を言い出します。東京オリンピック直前の日韓首脳会談関連でも、韓国側は輸出規制撤回を要求したと言われています。もちろん日本は拒否し、そのまま霧散となりました。韓国からすると、もし『勝った』なら、ここまで「ぶら下がる」ことはないでしょう。
本文と関係があるのか無いのか微妙ですが、ある古い記事を思い出しました。詳しくは拙著「恥韓の根源」で紹介していますが、1922年東京「平和博覧会」にて、上野公園に『朝鮮館』というのが出来ました。朝鮮王の私宅ところ)をイメージして作ったというこのブースは、当時の朝鮮人の模型(人形)、代表的な生産品としてお米や手工業製品を紹介、朝鮮の民間でよく使う絵などを展示していました。
この朝鮮ブース(朝鮮館)は、上野公園という良いロケーションにあり、平和博覧会のブースの中でも2番目に大きかったそうです。でも、朝鮮側では大きな不満が噴出し、日本旅行ボイコットを呼びかけていました。理由は、「しょぼい」「わざとイメージを悪くした」などですが、その中に、『なんで朝鮮の特産品が、お米や手工業製品だけなのか』というのもありました。でも、当時、実際にそうだったのでどうしようもありません。どんなものを紹介してほかったのでしょうか。
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<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が2021年9月2日から発売です。日本語たる不思議、その圧倒的な行間。言語の、街の、日本の、日本人の行間。そして、日本で見つけた「会話の中の『ありがとう』」。「ありがとう」たる行間の中に、また一つ隠れていた素晴らしい行間。それらについてに考察した本になります。
<「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>が発売中(2021年4月29日発売)です。日本滞在4年目になって、日本で手に入れた日常、そして、ラムザイヤー教授の論文にまつわる話、それらから見えてきた、日韓比較論です。・新刊<恥韓の根源>が発売中(2021年2月28日)です。併合時代の朝鮮半島のハングル記事、1965年基本条約締結を前後しての記事など、古い記事を考察し、『今』の韓国の反日思想の矛盾を浮き彫りにしてみました。他の拙著についてはここにまとめてあります。
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