「素材・部品・装備で日本から独立するぞ」の韓国、関連事業で『ゾンビ企業』が2倍に増加・・3年連続で営業利益で利子も払えず

日本関連記事によく出てくる「ソブザン(素部装、소부장)」という言葉があります。発音的には「ジャン」になりますが。素材(ソジェ)・部品(ブプム)・装備(ザンビ)のことで、この分野で日本から独立する、という意味です。

なにかあれば国産化成功とか、依存度を減らせたとか、大統領からして大はしゃぎするものの、データが読み取れる人たちからは『恥ずかしいからやめて』という指摘もいろいろ出ています。本ブログでも複数回紹介した記憶があります(もっとも最近のエントリーはこちらです)。そんな中、韓国の素材部品装備関連企業のうち、『ゾンビ』企業が2倍に増えたというデータがありました。ゾンビ企業とは、3年連続で利子補償比率が1未満の企業のことです、3年連続で、営業利益で借金の利子も払えないという意味です。

韓国政府は関連企業に補助金もいろいろ出していますが、なんでこんなことになったのか。そのカラクリは、簡単です。『うちは素部装企業です!』として政府補助金をもらうため、やめるわけにもいかないわけです。もちろん、専門企業と言っても素部装『だけ』でもないので、補助金を素材部品装備分野に使うわけでもありません。以下、韓国経済から引用してみます<<>>が引用部分になります。

 

<<素部装の売上高が50%以上を超える「素部装専門企業」のうち、3年間利息より営業利益が少ない「ゾンビ企業」が4年間で倍近く増えたことが分かった。政府はこれまで、素部装産業の重要性を強調し、大規模政府予算を投資してきた。特に2019年の日本の素部装の輸出禁止(※対韓輸出管理厳格化)措置以降、1兆ウォンを超える規模の特別会計まで作り、莫大な予算を投入している。しかし、素部装企業に対する支援の手続き、支援事業の成果、支援対象の検証がうまくできず、「競争力強化ではなく、政府の予算に依存するゾンビ企業だけを量産しているのではないか」という指摘が出ている。

グォン・ミョンホ『国民の力』議員が7日、産業資源通商部などから受け取った「素部装専門企業のゾンビ企業の現況」資料によると、2017年全国437社であったゾンビ企業は2019年に654社、2020年890社に増加したことが示された。今年も7月までの合計で620社のゾンビ企業が集計され、年末までにさらに増える可能性がある・・

・・2019年、日本のホワイトリスト排除措置以後、莫大な予算を編成したが、このような政府の事業の成果は、まだ疑問だという指摘である。素部装産業部門で対日輸入規模が減るなどの「独立」面での成果もあったが、政府の素部装産業支援事業が全体の成長に大した影響を与えることはできず、むしろ政府予算に依存する「ゾンビ企業」だけを量産したという意味だ・・

・・政治的に「素部装、日本からの独立」などを叫んで「速度戦」を強調しながら、予算支援の検証および成果の管理が不十分だったという指摘だ。特に、政府の支援が増えた2019年から素部装専門企業のゾンビ企業が大幅に増えたのは、競争力のない企業が政府予算で延命している側面が大きいというのが、グォン議員側の説明である・・>>

 

鬼滅の刃の鬼もそうだったけど、アンデッドの類は太陽の光に弱いという話は知っています。でも、ゾンビが『月光』で急激に増えるとは、これはなかなか新鮮な設定ではないでしょうか。知りませんけど。

 

 

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