「首脳通話無し」に、韓国側(さすがに政府側の表立った反応はありませんが、マスコミや民間専門家などのほう)が大きな動揺を見せています。9日~10日あたりからこの件が記事になって、今朝まで連日で無数の記事が様々なメディアから出ています。今日は「韓国をわざと外している。日本内でもそんな報道があった」という記事がありました。以下、ヘラルド経済から引用してみます。<<~>>が引用部分になります。
<<岸田文雄 日本首相が、北東アジア・環太平洋地域情勢を周辺国との議論する上で、韓国を露骨に外しているのではないかという指摘が出ている。去る4日に就任した岸田首相とムン・ジェイン大統領との初の電話がいつ実現するか注目される中、日本側が10月末に予定された総選挙を意識し、文大統領との通話を後回しにしていると、地元メディアの分析が出ている。日本経済新聞は12日、日本外務省と総理室(※首相官邸)が、当初から岸田新任首相が早期に通話する国のグループに韓国を含めない方が良いと、認識を共にしたと伝えた・・
・・岸田首相は就任9日目なのに、文大統領と通話していない。菅前首相より通話の時点が遅れることになる。日本側は通話スケジュールで韓国側と調整中であることが分かった。岸田首相が外国首脳と就任の挨拶を交わす最初の通話グループから韓国を外したのは、31日に予定されている衆議院選挙を意識した側面があると日経は伝えた。自民党の支持基盤である保守層は、岸田首相が中国や韓国に低姿勢を示さないか懸念する声があり、これを意識した動きということだ・・
・・日経は、文大統領との通話を遅らせることで、韓国との外交で弱い姿を見せるのではないかとする一部の憂慮を払拭うと分析したのだ。岸田首相は4日、就任した後、主にすべての5カ国の首脳と就任の挨拶を交わし、電話外交も一段落した。相手国との調整を経て実現された1次通話対象は、日本が同盟国と呼ぶアメリカ、準同盟国で呼ぶオーストラリアなど、日本が参加する中国牽制外交アライアンスで「クワッド」のメンバー国首脳だった。就任翌日の5日ジョー・バイデン米大統領、スコット・モリソンオーストラリア首相に続き、7日、ロシアのプーチン大統領、8日習近平中国国家主席とナレンドラ・モディ・インド首相と電話で就任の挨拶を交わした。
通話時間はバイデン大統領とモリソン首相がそれぞれ20分と最も短く、習近平主席が30分と最も長かった。岸田首相は11日、TV東京のインタビューで、「日本外交の基軸は日米(日米)同盟」と初対面会談をしたい首脳としてバイデン大統領を挙げた。日経は、就任直後の首脳外交の順序は、新しい首相がどの国を重視するか、国内外へ投げるメッセージだとし、日本総理室と外務省が時差や相手国の事情などを考慮して慎重に手順を検討してきたと伝えた>>
支持を考えて反日している韓国がそれを言うか・・と言ってしまえばそれだけで終わる問題ですが、現実は、『誰かが韓国を外している』のではなく、『韓国が自ら外れていく』のではないでしょうか。単に、「優先順位(重要度)が低くなった」のでしょう。韓国も、それをある程度は知っているはずです(知らない可能性もありますが)。韓国が要求しているのは、「私は外れる。でも絶対に私を外すな」という妙な立ち位置です。『配慮命令』とでも言いましょうか。
韓国社会には、「私は被害者だ。もっと私に同情しれくれ。ただし、絶対に私を見下すな」という妙な心理が蔓延しています。それと似ているような気もします。「私は日米を優先せず戦略的に曖昧な態度を取る。これは仕方ないことだ。私は被害者だ。でも、日米は絶対に私に曖昧な態度を取ってはならない。確実に韓国を優先する配慮を示せ」・・と書き直してみると、さっぱりします。悪い意味で。
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