ヌリ号、衛星軌道進入に失敗

本題とは外れますが、韓国側で大きな話題になっているのでお伝えします。雑談エントリーとしてお読みください。

韓国のヌリ(世界)号が、発射は出来たものの、衛星軌道進入に失敗したことが最終的に確認されました。以下、韓国日報から引用してみます。<<この日、ナロ宇宙センターを訪問したムン・ジェイン大統領は、「残念ながら目標に完全には至らなかったが、最初の打ち上げで非常に貴重な成果を得た」とし「ダミー衛星を軌道に安着させることが未完の課題として残っている」と述べた。ロケットの1段、2段、3段が時間に正確に分離されたが、ダミー衛星は計画した軌道に正常に安着出来なかったという意味だ>>

 

ただ、分離段階で失敗したようだとする主張も出ていて、「東亜サイエンス」はこう指摘しています。<<韓国型ロケットヌリ号(KSLV-Ⅱ)が、正常的に飛行できなかった。高度700kmに達してダミー衛星を秒速7.5kmの速度で軌道に投入すべきだったが、失敗したと推定される。ムン・ジェイン大統領は21日、全羅南道ナロ宇宙センターでヌリ号の飛行に関する対国民メッセージを出して、「分離まで問題なく行われたが、ダミー衛星を軌道に安着させることが未完の課題として残った」と述べた。

当初の打ち上げシーケンス通りなら、16分7秒後に3段燃焼が完了して、高度700kmに達してダミー衛星を分離するはずだが、予定より早く衛星分離が行われたものと推定される。秒速7.5kmの速度も出せなかったと推定される。現在、正確な発射情報を整理している・・>>

 

「相応の成果」「半分の成功」などの指摘はいいとして、問題は、『発射成功』を『最終成功』『完璧に成功』と報じてしまった多くの記事です。米国が2万人かかったのに韓国は800人で成し遂げた、1t以上の衛星を軌道に乗せられる国は韓国まで7カ国しかない、宇宙ビジネスの幕開け、自尊心が~ DNAが~ な記事が、私がちらっと読んだだけでも多数ありましたが、あれはもうどうするのでしょうか。

 

 

拙著著のご紹介&お知らせなど♨  以下、本の題の部分はアマゾン・アソシエイトになりますのでご注意ください。

新刊<文在寅政権最後の暴走>が10月31日発売です。文政権で日韓関係がどう変わったのか、文政権の考える『まともな国』とはどんなもので、それは南北、対日、対米、対中関係をどう考えていたのか。そして、どう失敗したのか。次期大統領選挙や日韓関係はどうなっていくのか。そんな内容となります。

准新刊<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が発売中です。日本語たる不思議、その圧倒的な行間。「ありがとう」たる行間の存在。それらについて考察した本になります。既刊として、日本滞在4年目の日常と、ラムザイヤー教授の論文騒ぎから見えてきた日韓の差を考察した<「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>、併合時代や1965年(基本条約締結)の韓国語記事などから当時と現状を考察した<恥韓の根源>も発売中です。他の拙著については別ページにまとめました

サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります