文在寅大統領が、また終戦宣言を強調しました。最近、北朝鮮がまた南朝鮮当局者(文大統領)への非難を強めていますが・・それでもメゲないのか、それともそういうジャンルが好きなのか、今日もクライマックスの文大統領です。以下、京郷新聞から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<先月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会演説を通じて終戦宣言を再び公開提案した後、政府は外交力を総動員して米国説得作業に乗り出している(※先日のASEAN+3でも同じ主張をしました)。文在寅政府の、任期最後の最大の主力になった雰囲気だ。最近、ソ・フン大統領府国家安保室長とノ・ギュドク韓半島平和交渉本部長の米国訪問、韓米日情報首長会動などでも韓国が最も比重を置いたのは終戦宣言だった。終戦宣言に対する韓米・米朝間の異見で、実現可能性は高くない。それにもかかわらず、政府が終戦宣言を強力に推進する背景を置いて、様々な分析と観測が提起されている・・
・・政府は、終戦宣言が『政治的宣言に過ぎず、法的・制度的変化を意味するものではない』という論理で米国を説得している。しかし、米国がこの論理を受け入れない理由は、それが矛盾しているからだ。いくら政治的宣言といっても、首脳間の公開宣言に拘束力が無いはずがない。元政府官僚は、「正式条約でもなく、長官級で発表した2015年の韓日慰安婦合意も、むやみに覆すことが難しかったのが現実だ。首脳が集まって一緒に宣言したことに外交的拘束効果が無いはずないだろう」と反論した。
事実、終戦宣言が何の影響もないものであれば、推進自体が無意味ではないか。政府が終戦宣言に執着する理由も、「一度宣言すれば、誰もが船から逃げづらくなる」効果を期待しているためだ。終戦宣言は、朝米を対話の場に結びつける役割をするだろう。しかし、政府の説明どおりに何の影響力もないなら、そんな終戦宣言を北朝鮮が受け入れることはない。北朝鮮の立場を代弁する朝鮮新報のキム・ジヨン編集局長は去る16日、東京のある国際シンポジウムで「(北朝鮮は)シンガポール共同宣言の履行努力が中断された時点で、政治宣言に過ぎない終戦宣言を採択するのは朝鮮半島情勢安定に全く役に立たず、米国の敵対時政策を隠すための煙幕として誤って利用されるだけだと判断した」と話した・・
・・終戦宣言を実現するには、国際的支持、特に核心締約国である米国と北朝鮮が呼応しなければならない。しかし、米国の立場は、この問題が最初に提起された2006年11月とほとんど変わっていない。政府は「米国側の理解の幅が広がった」と説明するが、米国側の関連言及ではそのような兆候を見つけることができない・・>>
ちょうどその頃、26日(現地時間)、サリバン国家安保補佐官は「終戦宣言に関する韓米首席代表間の議論が非常に生産的かつ建設的だった」「でも、私たちはそれぞれ終戦宣言のための順序、時期、条件に関して多少違う視点を持っているかもしれない」と明らかにしました。韓国大統領府のパク・スヒョン首席秘書官は「それを『異見』というのはおかしい」と話しました。サリバン氏は、確かに「違う(different)~」としています(聯合ニュースより)。
怖いですね。船から逃げられないようにするため、ですか。A「おかしをくれなきゃいたずらするぞ(笑顔)」→B「ハハハ、いいよ(おかしをプレゼント)」→A「なにこれ、おかねをくれると言ったじゃない!」→B「はぁ?」・・そんなところでしょうか。引用部分にはありませんが、京郷新聞は、簡単な説明とともに、終戦宣言を「ヘイルメリーパスではないのか」と書いています。
プロテスタントでは聖母マリアに祈ることはありませんが、カトリックではマリア様にもよく祈りを捧げます。特に「アヴェ・マリア(アベ・マリア)の祈り」は有名です。で、このアヴェ・マリアの祈り、英語では「Hail, Mary(ヘイル・メリー、アヴェ・マリアの英訳)」となりますが、アメフトで、試合終了前などに『祈るような気持ち』で、とりあえず長~いロングパスを試みることもまた、「ヘイルメリーパス」と言います。少なくとも、外交王がやることではないでしょうね、こういうのは。これはこれでアベガー(アヴェガー)な案件かもしれません(違うか
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