専門家『米国が韓国を避けているのでは』・・米韓首脳の2分間(通訳時間込み)の挨拶を公式ブリーフィングする韓国大統領府に、韓国紙『そんなに切迫しているのか』

ニューヨーク国連総会に続き、G20でも、文大統領とバイデン大統領の首脳会談はありませんでした。G20や国連総会のようなイベントでは、米国と韓国はいつも略式会談を開きました。2018年(トランプ大統領の頃)までは。何かの成果を出すための会談というよりは、『関心事をお互いに伝える』などの目的で、30分ぐらいの会談のことです。

ですが、2回連続で韓国と米国の首脳会談が無かったことで、一部から『かなり異例なことだ』と指摘されています。一部の専門家は、「どうせ韓国は終戦宣言の話をするだろうから、米国側は避けているのではないか」、とも。以下、各記事、<<>>が引用部分となります。

 

<<G20首脳会議のためにイタリア ローマを訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とジョーバイデン米大統領の首脳会談が、不発になった。大統領府によると、文在寅大統領は、記念写真撮影の前にバイデン大統領と遭遇し、2~3分間会話を交わしただけだ・・・・両大統領は、バチカンで、会う機会があった・・(※教皇面談のため、文大統領とバイデン大統領が同じ場所にいたし、空いた時間も十分だったという話の後に)・・ 事実上、同じ時間、同じ場所にいたのに、首脳会談は行われなかったのだ。

先月のニューヨーク国連総会の時も、同じ状況があった・・(※両大統領が同じ日に同じ場所で演説をしたが、二人の演説の間には十分な時間があったという話の後に)・・同じ日、同じ場所にいたバイデン大統領と会談できなかったのだ。同盟国である韓米首脳の間には、G20・国連総会のような多国間会議の際には、いつも略式でも会談の場が用意されてきた。別々に時間をつくるまでもなく、写真撮影・歓談を含めた30分程度の会談で、主要な関心事項を交換するというものだった。去る2018年、アルゼンチンのブエノスアイレスG20首脳会談の時も、文大統領はトランプ米大統領と首脳会談した・・

・・多国間会議の中、韓米首脳会談が2回も不発になったことで、外交情報筋たちの間では「異例だ」とされている。特に、最近、終戦宣言を置いて韓米間の異見があり、米国側が韓国と会談を避けているのではないか、という解釈も出ている・・・・一方、終戦宣言を支持している中国とは、韓国は密着する関係が続いている。 29日(現地時間)、鄭義溶(チョンウィヨン)外交部長官はローマで王毅 中国国務委員兼外交部長と会って、韓中外交長官会談を行った。王 外交部長は今回のG20首脳会談に参加しない習近平国家主席の特別代表資格で現場に参加した・・(毎日経済より>>

 

この2分間の会話を、韓国大統領府は書面ブリーフィングまでやりました。米国側からは何の内容も発表されていません。中央日報はこの件で「切迫さがよく分かる」としています。ここからは中央日報から引用してみます。<<・・(大統領府の書面ブリーフィングによると)G20首脳会議の公式歓迎式に先立ち、文大統領はバイデン大統領と会って「(教皇が)朝鮮半島の平和のために祝願してくれた。招待を受ければ北朝鮮を訪問すると言った」と話した、ということだ。

これにバイデン大統領は「うれしいニュースだ」、「(朝鮮半島問題解決に)進展を遂げておられる」と答えたと、大統領府は明らかにした。バイデン大統領がフランシスコ教皇の訪朝を支持したかのように聞こえるが、これはむしろ、大統領府の切迫感を浮き彫りにする側面がある。文大統領とバイデン大統領は2~3分間「遭遇」をしたに過ぎなかった。通訳などを考慮すれば、行事場に立ったまま非常に短く挨拶などの話を交わしたわけだが、書面ブリーフィングまで発表するのは、やりすぎだ。ホワイトハウスはその遭遇について報道資料を発表していない。これに関連して、教皇庁公報室は報道資料で訪朝関連については言及しなかった・・>>

さて、任期も残り少ないし、そろそろ『文在寅大統領ファンクラブ』が本気を出さないといけない時期ではないでしょうか。

 

 

東京の某大型書店、新書コーナーのよく見えるところにあちました。本当にありがとうございます。感謝の言葉しかございません。

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